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にーじゅろく ページ26



成亮side


慎太郎の次は俺らの面談

親代わりの光一が来てくれて3人まとめての面談が始まった


松本「あのね...バカにしてんの?

3人もいて誰1人進路志望書の提出はなし...今見せてもらったら白紙だし

それに...こんな大事な書類をどうやったらそんなぐしゃぐしゃにしたり落書きしたりできるんだよ」

光「これでもあの名門都立高校を突破した優秀な甥っ子達なんだよ

個性豊かでいいじゃないですか」

松本「あのですね...今はうちの生徒でして名門都立高校は関係ないんです

特に慶一郎くん...そんな難関校にいたくらいなんだからやる気を出せば何とかなりそうなものを...遊んでばかりいるからうちでも成績が悪い

受験は待ってくれないの...早くやりたいこと決めな」


そうは言われてもね...

やりたいことも何も俺らの将来なんて決まってるも同然だし(苦笑)


慶「やりたいことって...今の俺らはシンクロしかないっすよ

てか...僕のどこが遊んでるんですか?」


あ...こいつ開き直った(苦笑)

まぁでも...気持ちは俺も一緒だ


松本「シンクロって...今のお前らがやってるのは本物のシンクロなんかじゃない

ただの遊び! そうでしょ?

あんな地に足つけて演技するなんてシンクロとは認めないから」

貴「っ...ごめっ...さぃ」

成「松本さんさ...もう少し落ち着いたら?

貴久がずっと怖がってんの分かんない?

そもそも俺ら...将来決まってるんでこんなの必要ないです」


これ以上ここにいても口論になりそうだし貴久が本格的に怯えだしたから無理やり話を切り上げた

別に俺らが怒られるのは構わないけど...貴久あんま関係ねぇじゃん?

話も違う方にいってるし...そういう怒りを俺らにぶつけられても困る


光「もういいのか?

てか...お前らベートーヴェンになるんじゃなかったのか...」

成「そんなシュンとした顔すんなよ...

てか音大に行きたいのは慎太郎だよ

それに...音大行ってもベートーヴェンにはなれないよ(苦笑)」

松本「え...?どういうこと?」

成「そのままの意味...

まぁ...あいつ何にも言ってないんだったら知らないことにしとけよ

はい...話は終わり! みんな練習行くぞ

光一もありがとね」


今度こそ無理やり話を切り上げシンクロの練習に走った

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11/8 まっすー、中丸くん、亀ちゃん入所日! おめでとう

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作者名:春季 | 作成日時:2023年4月1日 1時

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