いーち ページ1
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相葉side
朝練の時間
いつも通りを心がけてるが正直そんな余裕がない...
部を結成してから1週間がたった
全校発表会まで時間がないからさすがに焦りがでてくる
相「貴久...危ないからちょっと抜けな」
貴「っ...ごめ...さぃ」
思ったよりも熱が長引いてしまった貴久もやっと復帰
でも...相変わらず潜ることやクロールには恐怖心があるみたい
今やってる練習もクロールで円をつくるものなんだけど...貴久がやるには厳しそうだ
時間がないからちょっと様子見てたけどこれ以上やらせたらパニックおこしてもっと大変なことになりそうだから声をかけて無理やり練習から抜けさせた
相「貴久...無理はしなくていいけどとりあえず動きだけ見て確認してて」
タオル掛けにかけてあった子供サイズのブランケットに包まり少し震えている貴久に声をかける
首が小さく縦に振られたのを確認してから指導に戻った
相「みんな動きがバラバラだよ...」
相「はい! ここで1列になって...」
相「上向き水平姿勢になって右から1秒おきにバレーレッグ!」
俺のカウントと指示だけが聞こえるプールサイド
ある程度完成してるけど問題はまだまだ山積み...
この子達はそれを理解してるのだろうか...?
案の定シゲと優斗がバレーレッグに失敗してプールの中へ沈んでいった
相「これじゃ間に合わないよ...
ゆっくりでいいとは言ったけど貴久は潜るのもクロールもまだダメだし...
バレーレッグ出来ないのも今じゃシゲと優斗だけだよ
もっと考えて練習しないと間に合わないよ」
貴「っ...」
成「言いたいことは分かるよ...ごめん
俺に関しては練習不足だから怒られても謝ることしかできないけど貴久を悪くいうのはやめろよ
トラウマってそう簡単に拭えるものじゃないんだよ」
相「そうやって甘やかすからいつまでたっても成長しないんじゃないの?」
俺が焦りすぎてるってのは分かってる
でも...生徒達が余裕こいちゃってるから少し強く言ってしまった
完全に貴久は怯えちゃってるし...
シゲも不機嫌モードに突入だ
...やっちゃったな
時間も時間だし頭を冷やしたかったから朝練を切りあげて俺は職員室へ戻った
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5/2 高橋くん入所日! おめでとう
5/4 京本くん入所日! おめでとう
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作者名：春季 | 作成日時：2023年4月1日 1時
