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小山side
シゲ...流石に言い過ぎじゃ
この人のことを許したいわけではないけどおっちゃんの娘さんなわけで...約束しちゃったからな
シゲが言いたいのも分かる...自業自得ってのもオレもそう思う
でも信じてた相手に裏切られて涙を流す女性を放っておくのもなんか嫌で...後からシゲには文句言われるかもしれないけどオレはもう一度彼女にチャンスを与えようと思った
流石に目が覚めたろ...
小「だから言ったでしょ
ねぇ...もう懲りたっしょ?
まだ間に合うよ...おっちゃんは羽咲さんのこと待ってるよ」
茂知「知らない! あんなヤツ私知らないから!」
小「でも...おっちゃん言ってたよ
羽咲さんは優しい人だって...
皆が嫌がるような仕事も笑顔で自分から率先してやるようないい子だって...
今のアンタからはそんな姿想像できないけど...でもおっちゃんは嘘つくような人じゃないから本当の話でしょ?
もう悪ぶってあんな男に媚びるの辞めなよ
あんなヤツについてったっていいことなんて何一つないよ...もう時期捨てられるわけだし
一緒におっちゃんに会いに行こ?」
茂知「うるさい!
私は捨てられない!
アイツに会いに行くなんて絶対にしない!」
うーん...もう一押しだと思うんだけどな
瞳が揺らいでるからさっきと違って本当は会いに行きたいんだと思う
だけどあんだけおっちゃんの文句言ってたからプライドが許さないんだね
ほんと...プライドって時に面倒臭い
いつまで意地張るつもりだろ...人の命って時間が限られてるんだよ
後悔してからじゃもう遅いのに...
オレの勝手な予想だけどおっちゃんにはもう残りの時間が長くないような気がした
だから今日...何とかして羽咲さんを連れていかなくちゃ
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作者名：春季 | 作成日時：2022年12月19日 19時
