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加藤side
増「っ...はぁ...はっ...ぐすっ」
加「貴久大丈夫だよ...大丈夫だから
ごめんな...もう喧嘩してないから
ゆっくり深呼吸してみよっか」
増「すっ...はぁはぁ...ぐすっ...はぁ」
加「上手にできてるよ
その調子で深呼吸続けような」
オレにぎゅっとしがみついて必死に呼吸する貴久を見て胸が痛くなる
ごめんな...今回に関しては完全にオレらのせい
まさか起きてくるとは思わなかったなんて...ただの言い訳だ
加「落ち着いた?」
増「...めん...しゃぃ」
加「貴久は何も悪くないよ
大丈夫...オレらは貴久置いていなくなったりなんてしないから
疲れたろ?このままでいいから寝ちゃおっか」
増「...ん」
貴久を抱っこしたまま背中をとんとんしたり頭を撫でたりしてると少しずつ貴久の瞼が閉じてきていつの間に寝息が聞こえてきた
とりあえず一安心だが...さて問題はもう1つ残ってる
急に大人しくなった小山くんに向かい合う
加「小山くんは本気で言ってんの?」
小「本気だよ
シゲが言いたいことも分かるよ
分かるけどさ...でも...オレたちしかいないんじゃないの?
おっちゃんの願いを叶えてあげられるのはオレらだけでしょ
オレらがやらなかったら誰がするの?
シゲこそ本当にいいの...?後悔しない?」
加「とにかくお前の気持ちは分かった
このままじゃまた言い争いになりかねないしお互いの気持ちを一旦整理しよ
話はそれからだ...とりあえず今日は寝るぞ」
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作者名：春季 | 作成日時：2022年12月19日 19時
