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加藤side
「じゃあ...君たちも?」
小山くんの能力を披露して教えるとやっぱ気になるのはオレたちの能力か...
まぁ...このおっさんは悪い人じゃなさそうだし別にいいけど
小山くんの能力を知っても気味悪がらないようだし...話してみるか
加「邪眼って知ってるか?
オレは目を合わせたやつに1分間夢を見せることができるんだ
いい夢も悪い夢も...どんな夢でもな
そんでこの子はなんでもできる
だけど体に受ける負担も大きい...だから極力能力を使わせないんだ」
さっきの夢で眠れなくなった貴久がオレにぎゅっと抱きついて服を握る力が少しだけ強くなったのが分かった
オレの肩に埋めていた顔が少しだけあげられ覗いた瞳には涙が溜まってる
そりゃそうか...能力を受け入れてくれる人なんて少ないもんな
優しかった人が能力のこと話した瞬間態度が変わったなんてこと...数え切れないほど経験してきた
貴久はオレら以上にそれで苦しんできたからさ...
人間からしたら能力者は化け物扱い...危険人物に該当するみたいだ
たしかに能力を使って悪いことするヤツもいるけどさ...みんながみんなそういうわけじゃない
むしろ...そんなことするヤツの方が少ないのに...
おっさんはオレらのこと受け入れてくれるかな...?
「へぇ...君たち凄いね
よかったら名前を教えてくれないか?」
加「オレは加藤成亮」
小「小山慶一郎だよ!」
増「...増田貴久」
優しい笑顔を浮かべられてほっとした
警戒心が強い貴久が自分から自己紹介するなんて...驚いた
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作者名：春季 | 作成日時：2022年12月19日 19時
