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彼に連れられてきたのを除くと初めて来るこのお店は、高級感が溢れていると思っていたけど意外と居心地が良い。
ダークトーンのインテリアは暗すぎず、夕焼けが沈み切った後のような柔らかさがあった。これから夜になっちゃうのにまだ遊んでいたいような、なんとも言えないワクワク感も同時にたたえている。
炭酸を纏った金平糖が浮き上がっては沈んで小さくからんと音を立てた。
金平糖がゆっくり溶けていくから時間が経ってもサイダーは薄まらず甘いままだ。かじった金平糖はしゃりしゃりと口の中で崩れていく。
サイダーに乗っていたアイスは半分くらいに溶けていた。
あ〜結構いたんだな。なにをするでもないけど居心地良いし、ドリンクは最初と同じおいしさを保ってるしで どのくらい時間が経ったのかは時計を見ないと分からない。
外を見ると日は暮れていて 入ってきたときと雰囲気は変わっていた。そう言えばお客さんも減って、二階席はどうか知らないけど一階には私のほかは二組しかいない。
ふと視線を元に戻すとマスターがこちらへやってくるのが見えた。そうだ、私ってばワンオーダーで長居してるんだった。
「待たされて暇でしょう。クロロ君、結構わがままだから」
腕時計や外を眺める私が暇を持て余していると思って気遣ってくれたらしい。「彼のお守してくれてありがとね、これ店からのサービス」と目の前に金平糖とコーヒーが出される。
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ルイ(プロフ) - ハルさん» 全話お読み頂いてコメントまでありがとうございます！もう少し続きますので、どうぞお付き合い下さい(^^) (2021年9月12日 15時) (
レス) id: 2f35e832cf (このIDを非表示/違反報告)
ハル - 初めまして！とても素敵な作品ですね！最後まで読ませて頂きました^_^続き楽しみにして待ってます！ (2021年9月11日 23時) (レス) id: 1ed1b10e6b (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 鼻毛太郎さん» それは後日談とするか未定で、まずはL◯NE風オチとなりました。ハイレベルなご感想ありがとうございます！長くなり失礼しました。 (2021年7月29日 8時) (レス) id: 2f35e832cf (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 鼻毛太郎さん» 徐々に侵食されているのを感じて頂けて嬉しいです！仰る通り、コンビニスイーツなので今後もふと思い出して「ああああ」となってしまえー☆という余白もあります。 (2021年7月29日 8時) (レス) id: 2f35e832cf (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - あぁぁわらび餅読みました；；徐々に触れるレベルが進行していって、夢主ちゃんきっとわらび餅食べる度に今日の事を思い出してしまうんだ…と勝手に物語に深みを付け足して楽しみました…次は金平糖なんですね、楽しみです…；； (2021年7月28日 23時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイ | 作成日時：2021年4月4日 13時
