幸村｢自他共に認めるミーハーは結構見込みのある子だった｣柳｢データが良く取れる｣

ミーハーです＊３７話 ページ38

聞いて聞いて！

今日は書道の日だから書道室にいるんだけどね！


A「仁王くん、部活はどうしたんですか？(汗)」


仁王くんがいるのです。

誰か理由を教えてください。


仁王「ここは涼しいからのぉ

それに幸村にバレないからぜよ」

A「幸村様に言いつけますよ」

仁王「やめんしゃい

ところで、他の部員はどこじゃ？」

A「基本私だけです

名前を置いているだけで部活に来る人はほとんど来ません、顧問の先生も放置です」

仁王「よく廃部にならんのぉ」

A「部にはいるので」

仁王「何を書いてるんじゃ？」

A「文武両道、才色兼備、風林火山、花鳥風月の４つです

文武両道は校長室に飾るとかで頼まれました」

仁王「他の３つは？」

A「花鳥風月は今月の課題です

才色兼備は演劇部に、風林火山はサッカー部に頼まれたので書いてます」

仁王「お前さんもよぅあるのぉ」

A「仁王くんも書いてみますか？」

仁王「遠慮しとくなり」

A「いるのは構わないので邪魔しないでください」

仁王「ピヨッ」


部活時間が半分を過ぎた頃、書道室のドアが開いた。


幸村「仁王？」

仁王「またの、緋姫さん」

幸村「ごめんね、邪魔して」

A「いえ、練習頑張ってください」

幸村「ありがとう」


仁王と共に幸村様は練習に行った。

書道室の窓からテニスコートを見る。

木が邪魔して一部しか見えないが、見える。


A「丸井くん」


窓に張り付いて丸井くんを見る。

テニスをしていても、してなくても、私は丸井くんが好き。

特別な感情かと言われたら微妙。

テニス部の人達が好き。

でも、それはテニスをしている時だけ。


A「私って、おかしいかな…？」


自称ミーハー、周りも認めるミーハー。

それが私であり、私の特徴。


A「はぁ…」

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