14゜＊* ページ47
*
*
*
放課後、みんなが帰ったり部活に行ったりする中で
私は自分の机で幸村くんに声を掛けられるまで待っていた
みんなが教室から出て行くと幸村くんはゆっくりとこちらに来て
「(人2)」
『なに？話しって』
「これから言うことは全部ほんとのことで嘘じゃないからね」
『…？うん、』
どういう意味か分からないって顔をした私を見て
少し微笑みながらゆっくりと幸村くんは話し始めた
「俺、今までテニスにしか興味が無くて女の子とこんなに仲良くなったこともないんだ」
『うん』
「今まで接してきた女の子達はみんな同じような子ばかりで」
「関わりたくないってずっと思ってた」
『…うん』
「でも、君を初めて見た時他の女の子達とは違うって思った」
『うん………え？』
「ふふっ、君は俺やテニス部のメンバーが近くを通っても話しかけても見た目や想像で判断するんじゃなくて」
「ちゃんと俺達の中身を見て接してくれた」
『う、うん』
「それが俺にはすごく嬉しくて」
「屋上庭園で初めて話した時のこと、覚えてる？」
『もちろん！覚えてるよ！』
「あの時、君が花達に向けていた笑顔に俺は惹かれたんだ」
『………え？どういうこと？』
「俺、(人2)のことが好きなんだ」
『…う、そ』
「嘘じゃないよ、俺のほんとの気持ち」
「あの時からあの笑顔が俺に向けられないかなってずっと思ってた」
「それに好きになったのはそれだけじゃないんだ」
『え？』
「君といると嫌な事や辛いことがあっても側にいるだけで癒やされてたんだ」
『……ほんとに？』
「ほんとだよ、(人2)は俺のことどう思ってるの…？」
『…っ、すき』
『っ、私もすきです！』
「ほんとうかい!!」
『…うんっ！』
「(人2)、」
『な、に？』
「俺の彼女になってくれますか？」
『っ！…はい！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 19人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さとみ(プロフ) - ハッピーさん» ありがとうございます!!そう言っていただけて嬉しいです♪ちょうどシリーズ化しようかなと思っていたので、次のお話しを考え中です！また出来ましたら、そちらもよろしくお願いします(*^^*) (2017年7月31日 21時) (
レス) id: 3a7a1a06c5 (このIDを非表示/違反報告)
ハッピー(プロフ) - とても面白かったです私的にはシリーズ化して欲しいです｡(*^^*) (2017年7月31日 4時) (レス) id: 61e6890967 (このIDを非表示/違反報告)
さとみ(プロフ) - RINGOさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!!つたない文章ですがまたそう言っていただけるように頑張りますね♪ (2017年6月9日 5時) (レス) id: 3a7a1a06c5 (このIDを非表示/違反報告)
RINGO - 面白かったです。とても、ドキドキしました。 (2017年6月9日 1時) (レス) id: 0e37ff58bb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さとみ | 作成日時：2017年5月24日 22時
