意識 ページ10
私「ふぉー。大丈夫だったね」
上矢「あ、ほんとにツルツルだ！…ん？」
私「え、？触って良いの？」
私は恐る恐る指で触ってみると、
確かに！！
私「ほんとだ！つるつる！
人のかさぶた剥きたてなんて初めて触った」
ふと顔をあげると意外と顔が近くって、
私「あ、ごめん…」
そう言って咄嗟に立ち上がると、
上矢「あのさ、俺、この間も今日も会えて、
すげー嬉しかったんだ。
これってさ友達…、
私「わーわー！待って！
その先を上矢くんが何を言うかわからないけど
だめ、言わないで？
私たちは友達、友達だから！…じゃないと
私…」
上矢「あ、ごめん。困るようなこと。
俺たち、もう会うのやめる？」
私「…そうだね、うん。それが良いかも。
私、上矢くんに近づき過ぎたのかもしれない。
これ以上一緒にいたら、私、
抑えられなくなっちゃう」
上矢「…え？」
私「…ごめん、何でもない。忘れて？」
…
私は振り向かずに走り出した。
…
莉子の好きな人を聞いた以上、
私は彼に恋愛感情を持ってはいけない。
そう言い聞かせて。
それからしばらく、
上矢くんと遭遇することのないように
莉子達の家に行くのも
控えるようにしようとしたけど、
…
2週間後の莉子の誕生日パーティーの為に
莉子に内緒で私と舞衣、秀治くんの3人で
準備をすることになっていた。
莉子は夕方からバイトだからいないし。
家から持ってきた
パーティーセットのバッグを持って
アパートの玄関のドアを開けた。
…あ、
そこには舞衣に迫る秀治くんの姿が。
…キス間際…、？
私「お、お邪魔しましたー！！」
そう言って私は部屋を飛び出した。
今日はナシとして帰ってしまっても良いのか、
少ししたら準備しようって呼ばれるのか、
とりあえず様子を見ようと
公園のベンチに座っていた。
空を見上げていたら、
最近の自分には色んなことがありすぎて
外の空気を吸えるこの時間は結果として
良かったのかもしれない。
舞衣に用事が出来たからまた後日準備しよう、
とメッセージを送った後、
近くのコンビニでお酒を買って、
また公園に戻ってきた。
イヤホンから流れるクラシック曲を聴きながら
星空の下で飲むお酒に清々しさ、
それと同時に、
私の悩みなんてちっぽけだってと思えた。
ふと、公園の看板の
「love makes me strong」
という文字が目に飛び込んできて。
愛は自分を強くする、って
どういう意味だろうと考えているうち、
私はいつの間にかうとうとし始めて
…
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藍白 - 大丈夫です☆私この作品大好きなので頑張ってください。 (2018年8月23日 22時) (
レス) id: 3e873db44f (このIDを非表示/違反報告)
こちいこ(プロフ) - 藍白さん» いえいえ。これだけ夢主ちゃんが不幸続きだと心配になりますよね(汗)それでも、読んでくださってありがとうございます！藍白さんの望むストーリーじゃないかもしれませんが、夢主ちゃんを応援してあげてくださいませ。 (2018年8月22日 13時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
藍白 - こんな質問してごめんなさい!!この作品大好きなので頑張ってください((o(^∇^)o)) (2018年8月22日 12時) (レス) id: 3e873db44f (このIDを非表示/違反報告)
こちいこ(プロフ) - 藍白さん» 一応最後はハッピーエンドで終わる予定です…が、しばらく引っ張るかも知れません。 (2018年8月22日 6時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
藍白 - 夢主は幸せになれますか？ (2018年8月22日 2時) (レス) id: 3e873db44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちいこ | 作成日時：2018年8月17日 12時
