証 ページ46
直輝「確かに、全然会わなかったよな。
朝起きて、あ、帰ってたんだ、
くらいのレベルで。
…けど、俺、別れようなんて
これっぽっちも思ってなかった。
朝起きて隣で寝てるAの寝顔見れるだけで
同棲してる意味あったし」
私「直輝…、
私勝手に不安になってたみたい。ごめん」
直輝「俺さ、そういうの疎いから、
こうやってちゃんと気持ち言ってよ。
そしたら、きっと誤解なんて
すぐに解けると思うから」
私「今日笹川教授にも言われた。
今度私が弾くシューマンは
生涯妻を愛し続けたの。
その結晶が彼女への想いを託したこの音楽。
1人を愛し抜くのは難しいけど、
想いはちゃんと伝え続けなさいって」
直輝「へー…
俺、この先もずっとAを
愛し続ける自信あるよ」
私「え？…」
直輝はそういうと、
自分のリュックから何かをサッと取り出した。
そして、私の手に置いた。
直輝「まだ俺はやることがある。
だから、
その日まで待ってて欲しい。
…
これはその約束の証」
…
小さな白い箱…これって、
開けるとやっぱり想像していたものが。
私「綺麗…
これはエンゲージリングってことでいいの？」
直輝「うん。受け取って欲しい。
…
俺たち、カップルらしいものって
買ったことなかっただろ？」
私「ありがとう…嬉しい…
いつの間に用意してたの？」
直輝「ほんとはもっと前に
渡す予定だったんだ…
けど、お互い忙しかったし、
もっとAが喜びそうなところで
渡したかったんだけど、
メールが来た時、
もしかして別れ話されるかもしれないって
ちょっと思ってたから
今日渡そうって思ったんだ」
私「…うぅ…ぐす…
こんなに私を想ってくれてるのに
ごめんね、ごめんなさい」
直輝「Aに泣かれるの辛いんだけど。
しかも、謝んないで。
フラれた気分になるわ」
私「私も直輝のこと、大好きだよ。
…だから、待ってるね」
私たちはお互いの気持ちを確かめ合うように
深く深くキスをした。
…
私「ね、直輝…バスケの音聞かせて？」
直輝「フッ、了解」
トントントン…キュ、シュッ…
私「あぁ、いい音。心地いい」
直輝「A来いよ、パス出しして」
私「じゃ、行くよ！」
私からのパスを
勢いよく受け取った直輝は
お手本のようなレイアップを決めた。
私「私、この先、どんなに離れてても
ちゃんと直輝のこと待ってるね。
だから、次は3pゾーンから決めて」
直輝「よし。…俺は強い」
ガコン、コロコロコロ…スパッ
私「やったね！」
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藍白 - 大丈夫です☆私この作品大好きなので頑張ってください。 (2018年8月23日 22時) (
レス) id: 3e873db44f (このIDを非表示/違反報告)
こちいこ(プロフ) - 藍白さん» いえいえ。これだけ夢主ちゃんが不幸続きだと心配になりますよね(汗)それでも、読んでくださってありがとうございます！藍白さんの望むストーリーじゃないかもしれませんが、夢主ちゃんを応援してあげてくださいませ。 (2018年8月22日 13時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
藍白 - こんな質問してごめんなさい!!この作品大好きなので頑張ってください((o(^∇^)o)) (2018年8月22日 12時) (レス) id: 3e873db44f (このIDを非表示/違反報告)
こちいこ(プロフ) - 藍白さん» 一応最後はハッピーエンドで終わる予定です…が、しばらく引っ張るかも知れません。 (2018年8月22日 6時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
藍白 - 夢主は幸せになれますか？ (2018年8月22日 2時) (レス) id: 3e873db44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちいこ | 作成日時：2018年8月17日 12時
