守りたい ページ45
直輝「彼女はずっと俺が守っていくって
決めた人なんで、何かあったら
俺が相手します。
だから、彼女を応援したいなら
困らせるのはやめてください」
…
盾になってくれた直輝の背中は
前よりずっと大きく見えて、
なんだか知らない人に見えた。
私は後ろからそっと腰に抱きついた。
私「守ってくれてありがとう」
直輝「囲まれてるAが見えた時、
すげー怖かった。
良かった何もされてなくて。
もう、有名人なんだから
変なことで寝ないでくれよ」
私「うん、ごめんなさい。…あ」
直輝の身体から離れると
右の方からニヤニヤしている宇都宮さんと
アークスのマネージャーさん。
宇都宮「Aちゃん、久しぶり！
相変わらず熱いねー、お二人は！」
私「あ、いや、それは…その…」
マネ「直輝、合宿お疲れ。
じゃ、ここで解散な」
…
宇都宮さんとマネさんが帰っていくのを
見届けた後、私たちは帰路に着いた。
私「ね、直輝、疲れてるのはわかってる。
でも、あの公園行かない？」
直輝「うん、いいよ。
俺の愛車で行くか」
私は久しぶりに
直輝の自転車の荷台に乗った。
合宿明けなのに、
どこにそんな体力があるのか、
ぐんぐん風を切って走る自転車。
前に乗せてもらっていた頃は
付き合っていなかったけど、
今日は違うから良いよね。
背中に腕を回して
久しぶりに直輝の体温を感じていた。
…
途中…
私「直輝ー！！」
直輝「なにー？」
私「自転車止めてー！」
直輝「えーっ！？どした？」
キキー、と急ブレーキをかけて
止まった自転車。
私「ここからは私が漕ぐ！！乗って！」
直輝「え、大丈夫なの？」
私「私だって直輝の助けになりたいし、
直輝を守りたいの！
少しくらい譲って！」
直輝はヘラって笑ったかと思うと、
直輝「じゃ、任せるよ。
転びそうになったら言えよ？」
…
初めは慣れない自転車と
荷台に乗る直輝の体重にグラグラきていたけど
途中から真っ直ぐ漕げるようになった。
…
公園に着く間、
今まで話が出来なかった分、
ひたすら報告会のように喋り続けた。
…
公園に着いた時、
2人で並んでベンチに座った。
私「直輝、私ね、この間メール入れた時
直輝にもう別れようって言おうと思ってたんだ」
直輝「…は？え？…なんで…」
私「だって、私たち同棲してるのに
全然会えなくて、会話っていう会話も
出来なくて…付き合っている意味が
わかんなくなっちゃったの」
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藍白 - 大丈夫です☆私この作品大好きなので頑張ってください。 (2018年8月23日 22時) (
レス) id: 3e873db44f (このIDを非表示/違反報告)
こちいこ(プロフ) - 藍白さん» いえいえ。これだけ夢主ちゃんが不幸続きだと心配になりますよね(汗)それでも、読んでくださってありがとうございます！藍白さんの望むストーリーじゃないかもしれませんが、夢主ちゃんを応援してあげてくださいませ。 (2018年8月22日 13時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
藍白 - こんな質問してごめんなさい!!この作品大好きなので頑張ってください((o(^∇^)o)) (2018年8月22日 12時) (レス) id: 3e873db44f (このIDを非表示/違反報告)
こちいこ(プロフ) - 藍白さん» 一応最後はハッピーエンドで終わる予定です…が、しばらく引っ張るかも知れません。 (2018年8月22日 6時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
藍白 - 夢主は幸せになれますか？ (2018年8月22日 2時) (レス) id: 3e873db44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちいこ | 作成日時：2018年8月17日 12時
