切れそうな糸 ページ23
上矢「なんで謝んの？」
私「だって、もう上矢くんに触れないって…
触れたら気持ち止められなくなるって
わかってたから…」
んん、ふっ、んう…ッ…
上矢「…足りない。
そんなん言われたらもう止められないから」
私「だめ、こんなとこで…だめだよ…」
上矢「じゃあ、このまま藍田さん家、
行っていい？」
…私は小さくうなづいた。
家に向かう間、
上矢くんがそっと私の手をとったから
手を繋いで歩いた。
私はとても緊張して上矢くんの方を見れなくて。
私「上矢くん…なんか私、
中学生みたい…すごい緊張してる…」
上矢「…うん、俺も…すげー心臓いてー」
…
もともと公園から自宅までは遠かったけど、
家に着くまでのタクシーの中がすごく長く感じた。
玄関の鍵を閉めた途端に、
私も上矢くんも今まで我慢していた分なのか、
お互い唇がとろけるんじゃないかってくらい、
もう何にも考えられないくらいキスを繰り返した。
お互いの唇が離れた時、
私「上矢くんが、好き……でも、これ、見て？…
緊張して…手が、すごい震えてるの…」
上矢「俺も藍田さんが、Aが好きだ…
全て受け止めるよ…
だから、俺に預けていいから…」
私「あっ、待って…
その前にシャワー浴びさせて…」
上矢「もう待てない…、一緒に入ろ…
緊張解いてあげる…」
…
上矢くんは私にキスをしながら
ゆっくりゆっくり服を脱がした。
お互いが裸になった時、
ギュ、と厚い胸板に押し付けられて
私は身体の奥がキュ、と疼いたのを感じて。
上矢「A、好きだよ…」
上矢くんが私の身体にキスをしながら
耳元で名前を呼ぶから
ピクリ、と反応してしまう身体。
上矢「可愛い…」
私「！！！は、恥ずかしい…
わ、私もな、直輝って呼びたい…」
上矢「…うん。呼んで？」
私「直輝…、はぁ…直輝、好き…」
後ろから私を抱きしめている直輝の身体が
私の声に反応してくれたのがわかって、
もっと愛しさが溢れてくる。
上矢「あ…、本気でヤバイ」
私「ひゃあっ…」
急に抱き上げられ、浴槽に座らせられた私。
すぐに直輝が覆い被さってきて、
１つに繋がった。
でも、お風呂から上がってからも
お互いを離せなくて。
…
２人ともちょっとでも離れたら
せっかく繋がった糸が
切れてしまうんじゃないかって
怖かったんだと思う。
だから、この糸が緩まないように
この時間が終わらないように
私たちはキツく抱きしめ合ったんだ。
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藍白 - 大丈夫です☆私この作品大好きなので頑張ってください。 (2018年8月23日 22時) (
レス) id: 3e873db44f (このIDを非表示/違反報告)
こちいこ(プロフ) - 藍白さん» いえいえ。これだけ夢主ちゃんが不幸続きだと心配になりますよね(汗)それでも、読んでくださってありがとうございます！藍白さんの望むストーリーじゃないかもしれませんが、夢主ちゃんを応援してあげてくださいませ。 (2018年8月22日 13時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
藍白 - こんな質問してごめんなさい!!この作品大好きなので頑張ってください((o(^∇^)o)) (2018年8月22日 12時) (レス) id: 3e873db44f (このIDを非表示/違反報告)
こちいこ(プロフ) - 藍白さん» 一応最後はハッピーエンドで終わる予定です…が、しばらく引っ張るかも知れません。 (2018年8月22日 6時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
藍白 - 夢主は幸せになれますか？ (2018年8月22日 2時) (レス) id: 3e873db44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちいこ | 作成日時：2018年8月17日 12時
