本音 ページ15
菜月「認めたらなんだっていうの…冷たッ！」
ポタ…
私「え、！？あ…雨…」
ふと上を見上げたら、
一気にザザ降りの雨が降ってきた。
急いで屋根下に避難したけど、
白のブラウスを着ていた菜月さんは
服が濡れて透け始めていて…
私「これ、使って…」
菜月「要らないわよ！」
私「はい！！
そんな格好で歩かせられる訳ないじゃない！
このまま菜月さんを帰して何かあったら後味悪いし、
風邪なんか引いたら
上矢くんの付き添い出来ないでしょ」
菜月「私が風邪引けば、
あんたが近くに行けるじゃん」
私「人の不幸に漬け込んだり、
フェアじゃないことするの、私は嫌なの。
それに、菜月さんは上矢くんが好きだった人に
変わりはないから、嫌いになんてなりたくない」
菜月「何、その理由。
いい人ぶって、馬鹿みたい」
私「何も言われても良い。
私は自分を嫌いになりたくないから。
菜月さんは今の自分を胸張って
好きだって言える？」
菜月さんは何も言わずに
私のタオルを肩にかけて病室に戻っていった。
…
…怖かった…自分でもびっくりするくらい…
あんなに人に怒鳴ったの初めてかも…
ふと、力が抜けた私はぺたりと
その場に座り込んだ。
…
…
しばらくそうしてたんだと思う。
？「A、帰ろ？」
私「え！莉子！？」
莉子「ごめん…途中から見てた…」
私「じゃあ…もう知ってるんだね…
ごめん。黙ってて。
上矢くんのこと、私も好きだったの」
莉子「…うん。なんで言ってくれなかったの？」
私「私は上矢くんのバスケが好きで、
上矢くんの1番のファンでいたいって思った。
だから、恋愛感情じゃなくて、
友達として応援したいって本気で思ってたんだ。
…でも…、ほら、上矢くんって優しいでしょ？
私…勇哉くんとのこともあったから
上矢くんの優しさが染みちゃったのかな。
友達でいたいから絶対好きにならない！
好きになっちゃダメだって思ってたのに…。
…
だから、少し前に
上矢くんとは会うのをやめようって決めて
連絡も取り合うことやめたんだ。
…
その後、莉子と付き合いだしたのも知ったし、
これで良かったの」
莉子「A…私もそうだった…
絶対川崎さんを好きになる！って思ってたのに
ずっと上矢くんに惹かれてた。
でも、私が付き合ったせいで
Aが我慢してるの、嫌だな…
って、これも嫌味か、」
私「莉子が気に病むことじゃないよ。
私は心から親友が幸せになって欲しいって
思ってるんだから」
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藍白 - 大丈夫です☆私この作品大好きなので頑張ってください。 (2018年8月23日 22時) (
レス) id: 3e873db44f (このIDを非表示/違反報告)
こちいこ(プロフ) - 藍白さん» いえいえ。これだけ夢主ちゃんが不幸続きだと心配になりますよね(汗)それでも、読んでくださってありがとうございます！藍白さんの望むストーリーじゃないかもしれませんが、夢主ちゃんを応援してあげてくださいませ。 (2018年8月22日 13時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
藍白 - こんな質問してごめんなさい!!この作品大好きなので頑張ってください((o(^∇^)o)) (2018年8月22日 12時) (レス) id: 3e873db44f (このIDを非表示/違反報告)
こちいこ(プロフ) - 藍白さん» 一応最後はハッピーエンドで終わる予定です…が、しばらく引っ張るかも知れません。 (2018年8月22日 6時) (レス) id: 0b60cb1e95 (このIDを非表示/違反報告)
藍白 - 夢主は幸せになれますか？ (2018年8月22日 2時) (レス) id: 3e873db44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こちいこ | 作成日時：2018年8月17日 12時
