奇術愛好家殺人事件 ページ4
園子「取り出しましたるは一枚の白いハンカチ…そして真紅のヒモと銀色の指輪!」
小五郎さんが運転するワゴン車の後部座席にて、園子ちゃんが蘭ちゃんにマジックを見せている。
探偵事務所への電話は、園子ちゃんからだった。
なんでも、インターネット上で知り合った人たちとの“オフ会”に蘭ちゃんと参加したいとか。
今はその会場へと送っている最中である。
というか、何故か私と業も参加するらしい。業は仕事は片付けたから安心して…とのこと。
官僚って忙しそうなイメージもあるが、優秀(すぎる)業は休みもそこそこ多い。
蘭「どうやったの園子?」
園子「秘密よ!ヒミツ!今夜みんなの前でやるんだから!」
蘭「そっか!今日集まるのって奇術ファンの人達だっけ?」
小五郎「しかし、天下の鈴木財閥のご令嬢がコンピュータで文通とはねぇ…」
園子ちゃん曰く、そのネットのやり取りでステキな人と出会ったらしい。
土井塔克樹さんという男性だ。
「危なくないのかな?」
隣に座る業に尋ねると、「さあ?Aはやらないでね。」と言いながらナチュラルに頭撫でられた。
こういうの照れるから人前ではやめて欲しい…
業「あは、顔真っ赤。」
「うるさいなあ!」
コナン((弟の前でイチャつきやがって…))
**
オフ会の会場へは橋を渡って行くらしい。
車から降りて皆で歩く。
蘭「えーーーっ!!男のフリして通信してたぁ!?」
園子「そう!30歳のオジさんになりきってね!これがまた面白いんだ!」
蘭「でも鈴木園子って名前見たらすぐバレちゃうんじゃない?」
業「ハンドルネーム使ったんじゃない?」
園子「大正解!さすがイケメン!!私は“魔法使いの弟子”ってハンドルネームで、克樹さんのは“レッドへリング”!克樹さんの本名はメールで直接聞いたのよ!」
しばらくするとロッジに着いた。
おまちしましたよ!と出迎えてくれた男性は、園子ちゃんが女の子だと見抜いていたようだった。
黒田「いつもモニターの向こうで大ウケしてたわよ!」
浜野「どーせやるんなら、田中さんみたいに上手くやんないとな!」
他の人たちも見抜いてたことから、園子ちゃんはいらぬ芝居をしていたらしい。
思わずクスクスっと笑ってしまった。
田中「私は別に男性のふりをしてるつもりなかったけどね?私は“消えるバニーさん”のこと女性だと思い込んでたわよ?」
浜野「そいつはしてやったり!」
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ミリ(プロフ) - とっても面白かったです!続きがとっても気になります!更新楽しみにしています! (2023年3月24日 16時) (レス) @page20 id: 2578b094fe (このIDを非表示/違反報告)
らな☆(プロフ) - すごく面白いです!無理しない程度で更新頑張ってください💪待ってます! (2021年12月1日 17時) (レス) id: 2533edafba (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しみです! (2019年7月19日 1時) (レス) id: 122a982782 (このIDを非表示/違反報告)
佑奈(プロフ) - ヒナさん» 同じ方いらっしゃって嬉しいです!頑張ります! (2019年7月16日 8時) (レス) id: efa29cc3f4 (このIDを非表示/違反報告)
佑奈(プロフ) - いのりさん» ありがとうございます!頑張りますね〜! (2019年7月16日 8時) (レス) id: efa29cc3f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佑奈 | 作成日時:2019年7月12日 8時