episode12 ページ14
学園長にその建物に案内される途中、後ろから気配がした。恐らくグリムが着いてきているんだろうけど、特に気にせず、2人について行った。
ｸﾛ「さぁ、着きましたよ！ここです！」
ﾕｳ「これは……」
目の前にある建物は良くいえば、趣があり、悪く言えば……ボロい。とにかくボロい。
「趣がありすぎる…というか、廃墟…」
ｸﾛ「そうでしょう、そうでしょう。さぁ中へどうぞ。」
学園長は私達を中へ入れた。
入ってみると、埃だらけで、どこもかしこも壊れかけている。
まぁ、私が今の本丸に来た当時よりはマシだが…。
ｸﾛ「ここであればとりあえず雨風は凌げるはずです。私は調べ物に戻りますので適当に過ごしていて下さい。Aくんは明日からよろしくお願いします。ユウさん！学園内はウロウロしないように！では！」
そう言い残して学園長は去っていった。
ﾕｳ「ここで過ごすの？えー…」
その気持ちは分からなくもない。
ﾕｳ「……ん？あ。雨が降ってきた…」
外を見ると大粒の雨が降っている。
そういえば…猫って雨嫌いだったよな。
ｸﾞﾘ「ぎえー！急にひでえ雨なんだゾ！」
ﾕｳ「え！？」
急に現れたグリムにユウは驚いている。
ま、それもそうか。
ｸﾞﾘ「ぎゃっはっは！コウモリが水鉄砲食らったみたいな間抜けな顔してるんだゾ！」
どんな顔だ。
ユウの顔を見ると、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしていた。…恐らく、この世界の同じような意味のことわざだろう。
こう考えると、この世界の事をもっと勉強しないといけない気持ちになる。
調査もこの世界の事を知らないでできるものでも無い。
ｸﾞﾘ「ん？オマエは驚かないのか？」
「まぁ、気づいていたし」
ｸﾞﾘ「何だと！？」
今度はグリムがコウモリが水鉄砲食らったみたいな顔をした。
「いや、それより何でここに居る。外に出されはず」
ｸﾞﾘ「オレ様の手にかかればもう一度学園に忍び込むことくらいチョロいチョロい。ちょっと外に放り出したくらいで、オレ様が入学を諦めると思ったら大間違いなんだゾ！」
…少しからかいたくなるな
「そうか……警備員さーん！！」
ｸﾞﾘ「こここここらーー！！オマエ！ちょっとはオレ様の事情を聞いてやろうとかそういうのないんか！？ニンゲンの風上にもおけないヤローだゾ！話くらい聞くんだゾ！な！？な！？」
グリムがあまりにも一生懸命なので、からかうのはやめよう。
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奥山乃愛(プロフ) - 桜菊桔梗さん» ありがとうございます！ツイステのキャラも鬼滅の刃のキャラ、刀剣乱舞全員かっこよくて可愛いので……箱推しなんですよ！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月9日 10時) (
レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
桜菊桔梗(プロフ) - 奥山乃愛さん» コメントありがとうございます！全員…全員ですか！？wご期待に完璧に添えるかは分かりませんが、頑張ってみます！不定期ですが、よろしくお願いします。 (2023年1月9日 10時) (レス) id: 466018d0cb (このIDを非表示/違反報告)
桜菊桔梗(プロフ) - 三日月 夜桜さん» 返信がとても遅くなりすみません。ありがとうございます！不定期ですが、よろしくお願いします (2023年1月9日 10時) (レス) id: 466018d0cb (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月7日 6時) (レス) @page7 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
三日月 夜桜 - 続きがどうなるか、楽しみです。応援してます頑張ってください。 (2022年4月18日 15時) (レス) @page15 id: 47e0946df6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜菊桔梗 | 作成日時：2020年8月25日 0時
