38話 ページ47
ショッピside
やってしまった…。
前まで幹部の名前だったからか、クリムという言葉が出た瞬間驚いてしまった。
多分、思いっきり顔に出てたやろな。
その証拠に目の前の2人はニヤニヤしている。
ニヤニヤというか、黒い笑顔というか…。怖。
そういう事なら俺にも手はある。
ｼｮ「俺が伝えれるのは、Aさんは生きているという事だけです。」
あんたらもAさんのこと好きなんでしょ？
やったら、クリムがAさんって事ぐらい分かりますよね？未だ分かってないけど…。
オ「！それ、ほんまか！？」
ｼｮ「えぇ。本当です」
鬱「何で今まで言わんかったんや？しかも、なんで隠した？」
ｼｮ「言うタイミングが掴めなかったからです。隠したのは謝りますよ」
鬱「シッマに言ったら良かったやろ」
ｼｮ「なのクソ先輩に言うのは何か嫌やったんで」
オ「…めぅ」
本人に口止めされてるからとか言えるわけないでしょ。
てか、オスマンさん、めぅって何すか？
鬱「まぁ、言ってくれたからええわ」
いや、あんたらが言わせたんやろ。
俺、言いたくなかったんやけど？
Aさんとの約束破りたくなかったんやけど？
ｼｮ「話は終わりですか？」
オ「せやな。じゃ、俺ら戻るわ。ありがとうな」
ｼｮ「いえ。それでは」
はぁ、やっと帰った。
ｼｮ「…Aさん。すいません」
貴「いや、今のはしゃーない。あの二人を誤魔化しただけ凄い」
ｼｮ「ありがとうございます。ていうか、気配の察知能力凄すぎません？すぐ隠れましたよね？」
貴「伊達に幹部やっとらんわ」
あれ、俺も幹部なんやけどな…？
貴「んー。生きとるって知られたし、クリムとしても目をつけられたから、余り下手な動き出来んな」
ｼｮ「確かにそうですね」
貴「目立たんようにやるか…」
無理ですよ。バッチリ目立ってます。目立ち過ぎてます。
貴「はぁ、どーすっかな？」
ｼｮ「…本当に何で言わないんですか？言ってもいいはずでしょう？」
貴「そうかもな。でも、今は言ったらあかんねや。これは私の気持ちの問題やねん。ごめんな？」
ｼｮ「いえ…。いつかは言ってくれると信じているので」
貴「ほんまに良くできた後輩やわ。ほんまにシッマの直属の後輩か？」
ｼｮ「残念ながら」(即答)
貴「即答かいなwwあ、そろそろクリムに戻るわ。じゃあね」
ｼｮ「はい。また」
Aさんはヒラヒラと手を振りながら部屋から出ていった。
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2話頑張ったけど…うん！gdgd！
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桜菊桔梗(プロフ) - 自分の読み返してみたら最大に恥ずかしい事に気づいた。泣きそう。 (2020年6月11日 0時) (
レス) id: 466018d0cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜菊桔梗 | 作成日時：2019年4月12日 21時
