貴方が私を忘れても。Kento.

#6 ページ8

スタジオに入ってみると




あ「あ、風磨だ」



風「Aじゃん。


なにしてんの？」




久々風磨に出会った。




あ「勝利に誘われてっ」




風「あーねっ」




あ「健人は？」




風「今撮影してるっ


ほら、あそこっ」





風磨が指差す先には……




いつにもましてかっこいい、




健人の姿があった。




いつもの健人とはちがって、




“ｱｲﾄﾞﾙ”って感じのｷﾗｷﾗしたｵｰﾗが出ていた。




かっこいいな…




こんな人が私の彼氏なんて、



もったいないよね…



私、幸せだな…




そんな余韻に浸っていると




風「顔がのろけてる。」




あ「の、のろけてないしっ！」




風「いや、顔に


健人かっこいい…って書いてあるもん」



あ「大事な人をかっこいいと思って


何が悪いっ！」



私がムキになって風磨に言うと、



風「あー…」




あ「なに」




風磨が指差す方向を振り返ると




健「よっ」




あ「け、健人っ？！」





さっきまで撮影してた健人がいた。

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