おこちゃまシュガー ページ46
横山side。
.
「ブラックが好きやのに
余計なことしてすいませんねぇ？」
A「ぐ、いいよ…」
村「もっとちゃんと謝ったほうがええんちゃうの？」
「ちゃうねん、
コイツほんまはむっちゃ嫌いやねん
苦いのん
辛いもんもあかんな？」
A「いけるし！」
「引くぐらいの甘党やねん
多分こんだけ入れてもまだちょっと苦いとか思ってる」
渋「苦いのも辛いのもあかんて
おこちゃまやな」
A「それー！
そうやって言われるから隠してるのに！」
もー！と俺の肩をペシっと叩いた。
口をへの字にしてムッとするAは
普段よりいくらか幼く見えた。
丸「佐藤だけに甘いのが好きなんやね！」
「「「………」」」
「…佐藤と砂糖かけたん？」
倉「ああ！そういうこと？」
頭上にはてなマークを浮かべて固まっていたメンバーは
俺の言葉に納得した様子。
渋「しょーもな！」
錦「オヤジギャグやん…」
ゲラな大倉でさえも冷たい目で丸を見てる。
あーまた丸気にするやろな…
A「ふ、」
「え」
A「ふふっ、あはははっ」
ツボにはまったんかケラケラと目尻の涙を拭きながら笑うA。
丸「めっちゃ笑ってくれるー！」
「今のそんなおもろかった？」
A「なんか私、丸山さんと似てるかもー！」
錦「そう言えばAちゃんのTwitter
アットマークの後、
sugarやったよな」
ハッとしたようにどっくんが言う。
「丸より先に発信してんのかい」
丸「気ぃ合いますねーっ！」
A「丸山さんのギャグ全部好きー！」
安「Aちゃんもしかしたら大倉よりゲラかも」
.
それから暫くの間
しょうもない話やら
ライブの話やらしとったら
唯子が皆打ち上げ行くでーと呼びに来た。
A「それじゃあ私もそろそろ…」
安「もう外暗いけど大丈夫？」
A「もー安くんってば〜
小学生じゃないんだし大丈夫！」
「今日はまだ大阪おるん？」
A「うん！
明日もオフだから実家に泊まる」
村「最近変な奴多いからな
気ぃつけて帰んねんで」
A「はい！
今日は素敵な時間を本当にありがとうございました！」
ニッコリ笑ったAはご機嫌に帰ってった。
その背中を見送りながら
「、？」
倉「？ どうしたん？」
「いや…」
なんか、嫌な予感。
まさかこれが当たるなんて
思ってもみいひんかった。
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作者名：和海
| 作成日時：2017年6月16日 17時
