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歯磨きを終えてリビングに戻ると、紫耀の姿がなかった
「あれ?紫耀どこ行ったの…?」
こんな早い時間から仕事なんてないはずだし
適当に家の中を探していると、バルコニーに出ていた
「…ここにいたんだ」
私もバルコニーに出てみると、冷たい風が体中に当たって
一瞬で体が冷え切ってしまいそうだった
すると、紫耀はサラサラの髪をなびかせながら
紫耀「…初めてだよな
2人で景色見んの」
と、ボソッと言った
よく考えてみると、バルコニーに出るのも初めてかもしれない…
私が首を縦に振ると、紫耀は私の方を向いた
紫耀「またこうやって、Aと暮らせ―――
紫耀が何かを言っている途中で、とても強い風が吹いた
その風に耐え切れず、紫耀の体に顔をうずくめると、
その瞬間髪を留めてあったバレッタが
風に飛ばされて下に落ちてしまった
「ええっ、、、」
とても気に入ってたやつなのに…
紫耀は、そのバレッタが落ちた方向を横目でチロチロ見ながら
私の表情をとてもうかがっているように見えた
紫耀「…大事なやつなの?」
紫耀は、とてもゆっくり、聞いてきた
私が、下を向きながら小さい声でうんと言うとすぐに
紫耀「…誰から?」
と聞いてきた
ここで嘘をついても何にもならない、と思って
「…廉から」
と言うと、紫耀はすぐに部屋の中に入って
コートを着始めた
何をしようとしてるのかが分からなくて
紫耀のことを部屋の外からずっと見ていたら
紫耀「早く入れ、風邪ひくぞ」
と、腕を引っ張られた
私に背中を向けた紫耀に、
「どこに行くのっ??」
と聞くと、紫耀は足を止めて
紫耀「…探すんだけど」
だけを言い残してすぐに家から出て行った
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更新遅くなってごめんなさい(´;ω;`)
学年末テストがあって、しばらく更新できてませんでした。
でも、テスト終わってすぐ学校が休校になってしまったので
16日の登校日まで頑張って更新します!
これからもよろしくお願いします( *´艸`)
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作者名:マロン x他1人 | 作成日時:2019年10月13日 2時