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店員「誰をご指名で？」
光梨が、名簿を見ながら考えている
「雷翔くんで」
私が、光梨が考えているうちに、言った
光梨「え？呀蘭さんじゃなくていいの…？」
光梨が、私の事を見つめながら言った
「うん
雷翔さんの方がかっこいいじゃん」
私は咄嗟に、嘘をついてしまった
顔で言うと、紫耀の方がタイプだし…
こんなこと言っていいのかわからないけど、紫耀に未練があるっていうか…
また戻りたいとか思ってるけど
もうそんなことはありえないから、もう全部忘れることにした
店員さんに案内されたソファに座り、奥から廉が来るのを待っていた
すると、私たちの席から遠いところから、奇声が聞こえた
そこでは、紫耀がどこかの可愛い人にキスをしていた…
私はその状況に釘付けになってしまった
頭の中が真っ白になり、ただ、紫耀のことをじっと見つめていた
すると、紫耀の視線と私の視線が合わさった
紫耀は、ハッとした表情で、抱いていた女性を離すと、
焦った表情のまま、私の隣に座る廉のことをずっと見ていた
廉「…A」
廉に耳元で呼ばれ、ずっと紫耀に合っていた視点が廉に合った
廉は、私の事を見つめて、ニコッと笑った
すると、私の後ろにガタイのいい人の気配がした…
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作者名：マロン x他1人 | 作成日時：2019年10月13日 2時
