She is my sweetheart...－2－ (ページ15)

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2人とも、ドリンクとパフェを頼み、食べ始めている

すると、紫耀が急に子犬のような目で見つめてきた

私の顔は、もう真っ赤に染まってしまった

紫耀「ちょっとちょ～うだいっ」

彼はそう言うと、私の手からスプーンを奪い取り

私のパフェの一番でかいイチゴを食べた

「ああ～！！
楽しみにとっておいたイチゴなのに！」

最後に食べようと思ってたのに…！

紫耀は、てへぺろと、ベロを出している

「しょうがないなぁ…」

私は、こんなことはもう気にしないことにしたから

紫耀にはあんまり怒らないことにした

紫耀「ごめんって～
ね、これで許して？」

紫耀は、ずっと上目遣いで私の事を見つめた

すると、急に目の前が暗くなって

―――唇に温かいものが触れた

「え…？」

唇から伝わった紫耀の熱が

体中をめぐっていくうちに

私は体中が熱くなり、変な手汗をかいてしまった

紫耀「…ごめん、急に」

紫耀は、顔を赤くしたまま、そういった

「なんで？
何もいやじゃ…なかったよ」

私は、紫耀のことをうまく見つめることが出来ず

下の方を向きながら言ってしまった

すると、紫耀が、微笑んでいる気がした

紫耀「そうか
なら良かったわ」

彼はそう言うと、私のパフェをまた食べた

「ああ～！！」

私は、紫耀の腕をつかんで止めようとしたけど

紫耀の動きが早すぎて全くつかむことが出来ない

すると、紫耀の食べさしのパフェが私の前に差し出された

紫耀「これ、めしあがれぇ～」

紫耀が、紫耀が使っていたスプーンで、あーんをしてきた

私は、顔が赤くなっているのを隠すのをやめ、

そのまま前を向いた

すると、強引に口にパフェが詰め込まれた

紫耀「Aめっちゃ可愛い！
ちょっとそのままでいて！」

私は、自分の顔がどうなっているかが分からないまま

紫耀の写真の餌食になってしまった

その写真を、後で見せてもらったら、

唇の周りに生クリームがべとっとついていて

鼻の先に、イチゴクリームがついてしまっていた

その写真を見ると、自分が恥ずかしくなってまた顔が赤くなってしまった――