【名探偵コナン】夢で終わって欲しかった

第５集『私の職はどうなんのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！？』 ページ6

『テレビにも、出てたりして…』

すると、いきなり頭の中に小さい頃(？)の記憶が流れてきた。

お父さんとお母さんとご飯を食べたこと。

おじいちゃんに武術を教えてもらったこと。

練習が辛くて泣いちゃったこと。

おばあちゃんと学芸会の練習をしたこと。

たくさん、楽しかった思い出が出てきた。




あぁ、私はすごく幸せな家庭で育ったんだなぁ。

そして、たくさんのことを教えてもらったのか。

だったら....

私は、少しでも多くの人の笑顔を守りたい。

米花町では、事件がとても多い。

そのため、大切な人を失って、心に深い傷を負ってしまう人が必ずいる。


探偵は、隠された真実を暴く者。


だがその真実に、傷ついてしまう人は必ずいる。

傷ついてしまった人たちを、私は救いたい。

私が今まで貰ってきたものを、今度は誰かに分けてあげたい。

....でも、このことはしばらく私だけの秘密にしておこうかな。




『はい、はい。この話は終わり。えーと、とりあえずどのくらいお金が入ってるのかな？』

通帳を開くとそこには....

うん。見なかったことにしよう。

０がたくさん並んでいたなんて、私は知らない。←

まあ、生活するのに必要な分だけ銀行でおろしておこう。

『行ってきま〜す。』

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