13話 ページ15
それから数日がたち、僕は前より皆と打ち解けた。
その後、会津藩に受けた命により出陣する事になった。なのに、
瑠輝:何で前の池田屋事件で怪我した人と僕は行っちゃいけないの?
平助:屯所で待機とかつまんねーの。
とかいって居たのに。
出陣してた人達が帰って来ると、怪我した人が多く居た。
あぁ、分かった。僕が残された意味。
土方:瑠輝、直ぐに負傷者の治療に行って来れ。千鶴が待ってる。
人ずかいが荒いと思いながらも、僕は行った。
千鶴を見ると服が切れていた。
瑠輝:千鶴さん、治療をするので貴女も来てください。
千鶴:で、でも、私は。
瑠輝:腕、、、。
千鶴:いいんです。その代わり、後でお話があります。
僕は頷き、始めた。
瑠輝:づーがーれーだー。
皆の傷は治ったが、僕の心が、、。
瑠輝:それで、千鶴さん、話って?
千鶴:呼び捨てで良いですよ。私もそうするので。
話というのは、、えっと、私の部屋で良いですか。
瑠輝:良いですよ。
そして千鶴の部屋に行った。
千鶴:相談したい事が2つほどあって。
1つは私の事です。私、怪我をしてもすぐなおるんです。それで、自分が人なのか分からなく なって。
瑠輝:見てて。
僕は袖を捲った。そして刀を抜いた。
千鶴:何を?
僕は腕を切った。
でも、傷は直ぐ塞がった。
瑠輝:僕も同じだよ。そして、多分、千鶴は純血の鬼。
千鶴:じゃ、じゃあ、主人公も...
瑠輝:僕は違う。この世には、鬼の他に吸血鬼が居るんだ。
僕は鬼と吸血鬼の間に産まれたんだ。
千鶴:そうなんだ。私、鬼なんだ。
もうひとつ、言いかな?
瑠輝:何?
千鶴:鬼って何なのかな。あと、羅刹って?
瑠輝:鬼は昔から存在する者。羅刹は吸血鬼を基に作られた者。
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作者名:慧琉 | 作成日時:2017年5月13日 18時