ヌナは最強かもしれない、薄々気づいてたけど 〈 JM 〉 ページ9
.
〈 パク ・ ジミン 〉
「 何 、あれ 、どうしたの。 テヒョンア なんか、知ってる？ 」
小型扇風機を顔に当てながら、隣のパイプ椅子を引いたテヒョンア を見上げた。
何やら、ジョングガが マネヒョンと 話し込んでるみたいだけど、 マネヒョンも 何やら 慌てている。
「 ヌナが居ない事と関係してるんじゃない。」
「 A居ないの、だから 苛立ってるんだジョングガ。」
周りをよく見てるね。って言葉を よく言われるけど、僕もテヒョンアも。
周りって言うより、ヌナを探してるってのが 正しくて、大いに間違った解釈されちゃってるけど、あまり顔を合わせないスタッフさんからは。
一々、弁解する 義理は無いし、何より、どうでもいいって言葉は悪いけど、それと同じくらい 興味の無い事だから、仕方ない。
「 俺、嫌だよ。 」
「 僕だって、嫌だよ。」
お互いの面倒くささは、理解し合ってるから、尚更 あの手の ジョングガを 宥めるのは不可能に近いことは、嫌という程、知ってる。
僕らは、こういう時の、戦線離脱は早いから、同時に立ち上がって、避難先を検討中。
「 待って、ジミナ。 」
何、とテヒョンアの言葉に顔を向けると、ジョングガの姿は無くて、 代わりに、ユンギヒョンが マネヒョンと話しているではないか。
雰囲気からして、怒られてる？
いつの間にか、ヌナも居て、 ケータリングの準備を忙しなくしながら、ジョングガの構って欲しいアピールに 答える様に、頭を撫でていた。
「 あれ、ズルくない？ 俺も手伝って 頭撫でてもらお。」
「 何言ってんの、僕が先だよ。 順番守ってくれる？」
言い合いながら、競うように ヌナの元に向かった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 683人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぱんだ ぱーかー
| 作成日時：2022年9月21日 3時
