おーっと、油断したね？ 〈 JM 〉 ページ13
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〈 パク ・ ジミン 〉
「 ねぇ、 ひょん、ひょんっ 、.. 」
社用車の席に決まりはないんだけど、俺の隣に座ることの多いジョングガは、どうやら、今日も お隣さん。
程よい揺れに眠気を誘われてた俺を 中々な力で容赦なく揺すってくるジョングガ。
加減ってものを知らないから 視界が 揺れながらも 何？と返事をすると、伝える体制になったのか 俺の揺れも収まる。
「 ここら辺って、ヌナの家の近くですよね。 」
ジョングガと逆のスモークカーテンの隙間から 外を見ると 確かに見覚えが風景が続く。
「 おい、 こらっ、オマエら 勝手に 外見るな。」
マネヒョンに、やっぱり 見つかって 2人して 肩竦めて ごめんなさーい、と謝り 大人しく 背もたれに寄りかかった。
あぁ、これ絶対 ヌナの家寄るやつじゃん。
わざわざ、 こっちのルート走ってるってことは そういう事。
まぁ、暫くしたら、車も止まったんだけど、思った通り過ぎて、 苦笑い 。
電話しながら車降りてったマネヒョンを待つ。
ユンギヒョン家に寄らなかったし、ヒョンはインドアだから、行先はかなり限られてくる。
それを分かってるから、マネヒョンも俺たちほど 口うるさく言わない。
助手席のドアが開けば、ユンギヒョンが 寝起きじゃない声ではよ。と 乗ってくる。
俺らがヒョンから1番近いから、おはよう と 返すと、隣からの圧が凄かった。
「 ちょっ、.. っ、ははっ、 」
それは もう、 笑っちゃうくらいに 。
やめろ、とは言わないよ？？
だって、 ジョングガだけじゃないもんイラついてんの。
普段なら、誰よりも眠そうに車に乗り込むヒョンが、起きてるってことは、 多分 、朝から お風呂に入ってる。
ヌナの家にいたってことは、 匂いだって ヌナと同じだ。
羨ましくないわけが無い。
醜い嫉妬も、上等って感じ 。
男はね、 嫉妬すると余計に火がつくし 煽られんの。
そういう生き物なんだよ。
より、一層 、此奴は俺のだって、 縄張り示すみたいにさ、我を通したがるもので、歯止めなんか 効くなら、そもそも嫉妬なんてしないって スタンスなの。
でも、
JIMIN ヌナ 、 今日さ 予定空いてたりしない?
行動に移すのが早いやつが今のところ優勢だよね。
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続く
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作者名：ぱんだ ぱーかー
| 作成日時：2022年9月21日 3時
