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登坂「……何やってくれてんの」
岩田「ごめん、」
登坂「はぁー、」
岩田「ごめん、ほんと。まじでごめん」
さっきから何回この会話を繰り返したんだろう。
岩田「いやー、……約4年、かな」
登坂「え?」
岩田「臣さ、覚えてる?」
俺の部屋にできてしまった岩田剛典専用の寝る場所。そこにあぐらをかいて顔を覆いながら座ってる。
俺はその様子を真隣にある自分のベッドの上に座り壁に背中を預けて岩ちゃんを見てる。って感じ。
岩田「臣がAちゃんと兄妹になって今年で4年、臣が俺にAちゃんを紹介してくれて今年で4年。
俺がAちゃんを好きになって、今年で4年。」
つまり、Aと俺が出会ってからまだ4年しか経っていないってことで。
岩田「ガチでナカツカユウタの所にAちゃんが行っちゃうって思うったらさ、」
やめてくれよ。そんな目、すんなよ。
もちろんAは大切な大切な妹で、だけど岩ちゃんはAと出会う前からの親友で。
どっちかを取れって天秤にかけたとしても無理な話。だけど実際かけてしまいそうな俺がいる。
岩田「分かってるから、言わなくていいからね」
登坂「は?」
岩田「臣は俺よりもAちゃんの幸せを願うでしょ?」
登坂「……な、に言って、」
岩田「ほら即答できなかった。大丈夫、分かってるから。大丈夫、すぐ消えるよ」
その消えるって、何が消えるんだよ。
何が、どうしたら消えるんだよ。少なくとも俺は知らねぇぞ、その“消し方”なんて。
岩田「大丈夫、でも臣」
登坂「……ん?」
岩田「明後日の午後だけは、Aちゃんと一緒にいてもいいでしょ?」
登坂「当たり前じゃん。」
岩田「あ、今のは即答だね(笑)」
登坂「うるせぇよ」
……一緒にいてもいいでしょ?なんて、決まってんじゃん。だけど親友も妹もどっちも取れない自分がムカつく。心の底から腹立つけど、Aにも岩ちゃんにも頑張って欲しい。
そう思うのは、悪いことなのだろうか。
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ど根性オレンジ - 待ってます!!ビシッノ(`∀´) (2018年9月9日 21時) (レス) id: 37c11fdefd (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 移行、待ってます!お願いします!アフターストーリーも楽しみです! (2018年9月9日 13時) (レス) id: 9b83134ecb (このIDを非表示/違反報告)
しをちゃ(プロフ) - 待ってます笑! (2018年9月9日 12時) (レス) id: 2f52667945 (このIDを非表示/違反報告)
みわ(プロフ) - あああああ!楽しみにしてました!更新ありがとうございます!!がんばってください! (2018年9月9日 11時) (レス) id: ba7d4ba384 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - めっっっっちゃ更新してくれて嬉しいです!!!!!めっちゃ楽しみにしてました!!!! (2018年9月8日 13時) (レス) id: adfdbf376d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラベン | 作成日時:2018年7月14日 20時