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シャクシャク、ザクザク、って音を立てながら黙々とキムチ鍋の中に入ってた染みまくってる白菜を咀嚼する。





登坂「A?なんかテンション低くね?どした?」





って斜め前にいる広臣が驚く程にいつもうるさい私が黙々と食べてるから遂に箸を置いて顔を覗きこんできた。



でも私は目線をあげられない。なんでかって、目の前には剛典くんがいるから。




“明後日の午後俺にちょうだい”




って言うまでは良かったんだけど、家に着いて靴を脱いでる時に先に入った剛典くんが下を向いてる私に言ったんだ。






“俺、ずっとAちゃんが好きなんだよ”






知らなかったでしょ。ってクスクス笑った剛典くんは靴を脱いでる体制で固まる私を放置して広臣の待つ中へと入っていった。



もう、頭の中が真っ白になってなんかもう訳わかんなくて内蔵全部出てしまいそうだった。




なんで、なに、なんなの、どうして、意味わからねぇ。




あのパーフェクトボーイの剛典くんがなんでこんな出来損ないみたいな私なんかを好きになるんだよ。




広臣の妹だから?違うよね。だって私と広臣血繋がってないし私を好きになるメリットは何も無いはず。





岩田「Aちゃん」


『……は、ぃ』





広臣の問いかけに何も答えなかったら剛典くんも箸を置いて私を見た。どんな顔して目合わせればいいのか分かんないよ。





岩田「Aちゃん、顔上げて」





恐る恐る、ソロリと顔をあげれば、見たこともないくらいに優しい顔をして瞳をして私を見つめる剛典くん。




それでやっと気がついた。




見たこともないくらいに、なんかじゃないよ。いつもだよ。




剛典くんはいつもそんな目で私を見てた。すごくすごく、優しい目で。





岩田「Aちゃんの好きな人は、ナカツカユウタでしょ?」





あぁ、私、どれだけ彼を傷付けていたんだろう。もし私が剛典くんの立場だったら凄く悲しい。自分の好きな人が他の誰かを想ってる。




そんなに辛いことは、ないのに。





岩田「冗談だから。……どんな顔するかなってちょっとからかっただけ。そんな顔させたくなかったんだけどなぁ」





ガシガシと頭をかいて戸惑ったように視線を逸らす剛典くん。


岩田「冗談だから。そんな、辛そうな顔しないでよ」





ああもうどこが冗談なの。




岩田「でも、文化祭一緒に回りたいって言ったのは冗談じゃないから。」







あなたはどこまで、優しいの?





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ど根性オレンジ - 待ってます!!ビシッノ(`∀´) (2018年9月9日 21時) (レス) id: 37c11fdefd (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 移行、待ってます!お願いします!アフターストーリーも楽しみです! (2018年9月9日 13時) (レス) id: 9b83134ecb (このIDを非表示/違反報告)
しをちゃ(プロフ) - 待ってます笑! (2018年9月9日 12時) (レス) id: 2f52667945 (このIDを非表示/違反報告)
みわ(プロフ) - あああああ!楽しみにしてました!更新ありがとうございます!!がんばってください! (2018年9月9日 11時) (レス) id: ba7d4ba384 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - めっっっっちゃ更新してくれて嬉しいです!!!!!めっちゃ楽しみにしてました!!!! (2018年9月8日 13時) (レス) id: adfdbf376d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラベン | 作成日時:2018年7月14日 20時

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