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文化祭の準備が完璧に終わり、明日がいざ本番となって解散になった。




……人生初の文化祭。本当なら裕太くんとまわりたかったかぁ。




一週間だけじゃなくて、二週間にすれば良かったのかなぁ。って後悔しても今更遅い。




はぁーってどうにもならない後悔をぐるぐる抱えたまま昇降口で剛典くんを待つ。




広臣から連絡が入って剛典くんがわざわざ傘を忘れた私のために傘を持ってきてくれるそうだ。




なんて優しいんだろう剛典くんは。




ちょっと肌寒くてうずくまって体を温めているとタッタッタッっていう軽快な足音が聞こえてきて顔を上げる。




そこには私服姿の剛典くんがいた。爽やかだなぁ。…そう言えば昨日の夜から広臣と勉強会してたんだっけ。申し訳ないことしたなぁ。





岩田「遅くなってごめんね、Aちゃん」


『剛典くん、わざわざありがとう…』


岩田「臣からお使い頼まれたから一緒に行こう」


『そうなの?臣ってばほんっとに人使い荒いよねぇ!』





立ち上がって床に置いていたカバンを持とうとするとそれを剛典くんが持って。





岩田「はい、これAちゃん好きでしょ」





私に熱々のココアを手渡してくれた。





『ココアだ!え、なんで?』


岩田「Aちゃんの所に来る前にあそこの自販でココア買ったんだ。Aちゃんココア好きでしょ?」


『うん!大好き!ありがとう!』


岩田「あと帰る途中コンビニ寄っていい?飲み物買ってこいだって」


『了解!行こう!』





てっきり私の傘を持ってきてくれるものだと思ってた。だけど剛典くんが持ってる傘は一つだけ。





岩田「ほら、早く入って」





大きなその傘に慌てて入れば私の方に傾けて歩く剛典くん。傘、一個しか無かったのかな、なんて相変わらず馬鹿みたいな考えをしながら歩き出す。





岩田「明日から文化祭だけど、Aちゃん誰とまわるの?」


『明日は由奈と隆太で、明後日は佐野玲於先輩とまわるの!』


岩田「佐野玲於先輩って…2年の?」


『そう!知ってるの?剛典くん』


岩田「うん、名前だけね」


『ふーん、剛典くんは誰とまわるの?』





隣を見上げてそう言えば目が合ってびっくりする。え、距離近い…





岩田「じゃあさ」


『……?』









岩田「明後日の午後俺にちょうだい」




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ど根性オレンジ - 待ってます!!ビシッノ(`∀´) (2018年9月9日 21時) (レス) id: 37c11fdefd (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 移行、待ってます!お願いします!アフターストーリーも楽しみです! (2018年9月9日 13時) (レス) id: 9b83134ecb (このIDを非表示/違反報告)
しをちゃ(プロフ) - 待ってます笑! (2018年9月9日 12時) (レス) id: 2f52667945 (このIDを非表示/違反報告)
みわ(プロフ) - あああああ!楽しみにしてました!更新ありがとうございます!!がんばってください! (2018年9月9日 11時) (レス) id: ba7d4ba384 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - めっっっっちゃ更新してくれて嬉しいです!!!!!めっちゃ楽しみにしてました!!!! (2018年9月8日 13時) (レス) id: adfdbf376d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラベン | 作成日時:2018年7月14日 20時

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