= - 4days ’ ページ13
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急いで、若干駆け足で1年のフロアに行って3組と書いてある教室に向かう。
中を覗いていればいつもあの女と一緒にいる女と男が俺の前に来た。
中務「あの女、おる?」
由奈、とか言った女にそう聞けばめちゃくちゃ睨まれた。最近睨まれること多いな。なんでや。
由奈「あの女って言い方、なんなんですか?」
中務「……すまん、」
由奈「あの女って誰ですか。名前言ってくれなきゃ分かりません。」
中務「登坂、どこにいますか、」
あれ俺なんで年下に敬語なんて使ってるんやろ。
由奈「Aならさっき泣いて崩れたメイク直しに行きましたけど。」
中務「泣いた?」
隆太「誰かのさんのせいでA泣いたんだよ」
中務「……すまん、」
由奈「元気に学校来たと思ったら空元気で下手くそな笑顔。今のAと一緒にいても何も楽しくない。そんな風にしたのは、紛れもない中務先輩です。」
真正面から言われると結構グサッてくる。でも、事実やから受け止めな。
由奈「だけど、笑顔にできるのも中務先輩だけなんです。悔しいことに。」
隆太「奪いたいけど奪えないんっすよ。」
ああもう、ライバルしかおらんやん。なんでこんな、イバラの道やねん。
隆太「だから、俺は応援します。」
中務 由奈「「は?」」
隆太「俺、Aが幸せなら別に自分の幸せなんてどうでもいい。だから、協力するんで。」
なんてええやつなんやろ。なんで、あの女の周りにはええ人しか集まらんのやろ。
由奈「……Aの人柄ですよ。Aって可愛いから妬まれることが多いんです。ほら、兄が登坂先輩とか片寄先輩だからってのもあるけど。
一番は人柄なんです。優しいし分け隔てなく仲いいから嫉妬で嫌がらせがたまにあるんです。」
中務「……そうなんや」
由奈「だから、Aの事守ってくださいよ。傷付けるんじゃなくて、泣かせるんじゃなくて、笑顔にさせてください。お願いします。」
悔しそうな怒ったような、だけどその表情は友達の……親友のためだって分かる。どれだけあの女好かれとんねん。
中務「おん、任せとけ」
ちょっとドヤ顔で頷いて振り向いた瞬間、俺の目に飛び込んできたのは玲於と楽しそうに話してるあの女の姿だった。
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ど根性オレンジ - 待ってます!!ビシッノ(`∀´) (2018年9月9日 21時) (レス) id: 37c11fdefd (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 移行、待ってます!お願いします!アフターストーリーも楽しみです! (2018年9月9日 13時) (レス) id: 9b83134ecb (このIDを非表示/違反報告)
しをちゃ(プロフ) - 待ってます笑! (2018年9月9日 12時) (レス) id: 2f52667945 (このIDを非表示/違反報告)
みわ(プロフ) - あああああ!楽しみにしてました!更新ありがとうございます!!がんばってください! (2018年9月9日 11時) (レス) id: ba7d4ba384 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - めっっっっちゃ更新してくれて嬉しいです!!!!!めっちゃ楽しみにしてました!!!! (2018年9月8日 13時) (レス) id: adfdbf376d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラベン | 作成日時:2018年7月14日 20時