一 週 間 ダ ケ 。 【中務 裕太】

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『裕太くーーーーーーーーーーーーん』





ドン！！！と腕に絡み付いたけど全然よろけないで受け止めてくれた裕太くんイケメンすぎて大好きよ。体幹いいとか尊敬。今日もカッコイイですね幸せです。愛してます。





中務｢もー、朝からなんなん。｣


『裕太くんがイケメンすぎて飛び付いちゃいました大好きです！！！！！』


中務｢もう…今日何曜日？｣


『今日は水曜日です！！！！！水曜日なので反対側の通りにあるアイス屋が30%引きやるので行きたいです。それで遠回りして帰りましょう。』


中務｢あんた甘いの好きなんだ？｣


『はい！！！！！裕太くんの次の次の次の次くらいに！！！！大好きです！』


中務｢あ、そ、｣


『裕太くん今日1時間目国語ですよね？漢字テスト頑張ってくださいね！』


中務｢……ちょっと待って、なんで知っとるん？あ、涼太くんか…｣


『いいえ！独学です！！！！』


中務｢もう、警察突き出したい気分や｣


『裕太くんがしてくれるならそれもありですね！！！！！』





はぁー、ってため息をついた裕太くんは私から顔を逸らして反対側を見ている。そんな横顔も美しいんですけど、やっぱり私が裕太くんの隣でこうやって歩いてるなんて奇跡ですよね。分かってます。





『裕太くんってお昼ご飯どこで食べてるんですか？教室？空き教室？食堂？』


中務｢しょ…教室。｣


『食堂ですね！了解です！！！今日のお昼ご飯一緒に食べませんか？私裕太くんと同じ栄養素摂取したいんですけど。』


中務｢……無理、想像しただけで地獄やわ｣





私はとてつもなく幸せですけどね。だって裕太くんと同じ空間で同じものを同じように摂取できるって素晴らしい事だと思うんだよね。同じ時代に生まれてこれたことこそが奇跡なんだけどそれ以上の幸せを味わえるっていうチャンスが落ちてるのに拾わないわけないでしょ。





『お昼ご飯一緒に食べましょうね！裕太くん食堂ってことはお弁当じゃないんですね！一緒のもの食べれるなんて光栄の極みです！！！！！』


中務｢うざ、｣





例え裕太くんがウザイって言っても私にとって裕太くんが私にくれる言葉は全て有難いお言葉に聞こえて仕方ないんですよ。





『あ！もう学校ですね！早いです！！ってことでまたお昼ご飯の時に会いに行くので待っててくださいね！また後で！！！！』





あぁ、朝から一緒に登校なんて幸せすぎてわたくし登坂A感無量です！！！！

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