一 週 間 ダ ケ 。 【中務 裕太】

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中務｢いくらあんたが無理矢理に連れてきたからって女に払わせるほど俺は非道やないから。そんなん気にしなくてええねん｣





黙って奢られとけ。って口の中にいちごクレープぶち込まれました。あ、幸せ。




でも待って“女”って言ってくれたってことは少しは意識してくれてるってことかな？幸せだよ？え？私これもしかしてワンチャン、チャンスある？





中務｢言っておくけど俺はおしとやかな女の子がタイプやから。そんなあんたみたいにグイグイ来られると無理やねん。

一週間だけ、携帯のために我慢してんの察してな。｣





あぁ、多分それきついお言葉なんだろうけど私にかけてくれてるってだけで幸せなんですけど。ありがとうございます。





中務｢って言うか、なんであのおっさんが俺のこと知ってんの｣


『え、あのおっちゃんに裕太くんの美しさを話してたら覚えてくれてよく話すようになったんですよ。』


中務｢なんっちゅう話を…｣


『あ、裕太くん！口の端！クリーム付いてます！可愛い！』






手を伸ばして取ってペロって食べてみたらどう？これカップルっぽい？周りから見たら完璧カップルだよね？！





中務｢……あんた、ほんと羞恥心無いんやな、｣


『へへへ、裕太くん大好きです！！！』





はぁーって私のほっぺを指差してくるから慌ててほっぺ触ってみればクリームがべっとり付いていて、……んーっと考えてずいっとほっぺを突き出す。





中務｢……は？｣


『はい！！！！！』


中務｢いや、はい？｣


『……取ってくれないんですか？』


中務｢なんで？｣


『ですよねぇー！次に期待します！』





自分でほっぺ拭ってため息をつく。あーこういうのまじで最高幸せ。





『明日は…反対側にあるアイス屋です！30％はお得だと思います！なので明日は必ず私が払うので絶対払わないでくださいね！！！』


中務｢……もう、黙って食えや｣





私が渡していたチョコの残りのクレープをまた口の中に突っ込まれた。無理、関節キッス濃厚すぎて口洗えないじゃないか何やっちゃってくれちゃってんの美味しい。





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