N o t 甘党。【重岡】 (ページ17)

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◎　マリーゴールド（藤井）ページ17

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放課後

授業中ずっと喋ってた前の席の小瀧くんと引き続き終礼中もケラケラ喋ってたらいつの間にか終礼も終わっちゃったみたいで

教室の後ろのドアからひょこっと顔を出している流星に呼ばれる

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流「 Aー、帰ろー」

「あ、ごめん待って！まだ用意終わってない！」

流「ういー」

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眠いのか低い声で仏頂面で話す流星をもっと不機嫌にさせないように急いで準備してると筆箱を落としちゃって

最悪ー！って叫びながらペン拾ってたら小瀧くんが全部簡単に拾ってくれて、たくさん感謝してたらそれがおかしいのか小瀧くんはケラケラ笑い始めた

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小「めっちゃおもろいねんけど笑」

「？なにが？？」

小「藤井くん、めっちゃ嫉妬してんで～笑」

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はー！おもろー！ってお腹抱えて笑う小瀧くんの笑いのツボがよくわかんないし

流星の方見たら嫉妬してへんわとかブツブツ不機嫌そうに喋ってる

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あー！怒っちゃったじゃん完全に！

急いで鞄のチャックしめてまだ大笑いしてる小瀧くんに手を振って流星の元へ行くとぷいーってわたしのこと知らんふりでスタスタ歩いてく

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それに必死で話しかけて着いていってたら気づいたら駅の近くの人通り少ないとこに来て

そこでようやく私の方を向いてくれた

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「ねえ流星ごめんね？遅くなって」

流「別に」

「嫉妬しちゃったよね、ごめんもうあんまり話さないようにするから … 」

流「だからちゃうって、しつこいな」

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そう言うと急に近づいてきて私の後ろにあった壁にわたしの背中を押し付けて軽く一回だけキスをされた

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いきなりでびっくりしていたら流星が少し口角を上げて笑って

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藤「言うたで？お前、ちゃんと明日から小瀧と喋んなよ？」

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そう言って私の手をとって歩き始めた

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終わり

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