夏休み 3 ページ12
｢どうしてさとが謝るの？｣
きっと泣いたのかな？涙の後が頬に残ってる。
｢僕ね、パナに無理しないで、って言われてたの。気分悪くなったらすぐに言ってって。でもね、しょーくんにカキ氷食べて欲しかったの…｣
｢だから、無理してたみたい。なぁ、さと｣
落ち込んで、俯いちゃったさと。
子どもたちも涙目なっちゃってる。
｢さと、翔のためにって気持ちは分かる。でもな、お前が無理して倒れたりするほうが翔は悲しむぞ？｣
｢…そうだね？さとには、元気でいてほしいなぁ。｣
｢ごめんなさい、しょーくん、パナ。｣
｢さと。次からは、無理しないよ？｣
俺が抱きしめると、強くくっついてくるさと。
ほんとに可愛いんだからぁ笑
長男気質で無理したり抱え込むタイプだけど、
弟たち優先にしちゃう優しい子だけど。
俺に甘えたいっていう気持ちも最近は見せてくれるから。
こんな時しか甘やかしきれないけどごめんね？
そんな思いも込めて、ギューッと抱きしめた。
｢ちょっとぉ、まーも入れてよぉ！｣
｢かじゅも入れてぇ！｣
｢ぼくの方が入りたいい！｣
やっぱり、入ってくる3人。
後ろでパナも笑ってるじゃん、笑
あ、そんなことより！！！
｢パナ、着替え持ってきたから、着替えてきなよ。｣
救急車乗るときも上半身裸だったんだろうな…笑
すごい日焼けしてるパナを見送って、病室で遊びだすまー、和、潤。
さとは俺から離れない。笑
｢さと、あとでどっか寄って、みんなでカキ氷食べに行こっか！｣
｢え、いいのぉ？｣
｢うん。さとやまー、和、潤と食べに行きたいなぁ｣
｢うんっ！行きたぁい！！｣
｢まーも！！｣
｢かじゅも！｣
｢じゅんもぉ！！｣
｢おい、俺も入れろよ。｣
着替えから戻ってきたパナに突っ込まれる笑
子どもたちはすぐさまパナに抱きついて、遊びはじめた。
20分くらいして、さとの点滴も終わり、病院から近くの甘味処へ。
さとと和でいちご味のカキ氷。
まーと潤でメロン味のカキ氷。
俺はブルーハワイ味のカキ氷で、
パナは抹茶あずき味のカキ氷。
｢和、ゆっくり食べるんだよ｣
｢潤も、一緒に食べようね！｣
お兄ちゃんな2人に食べさせてもらって幸せそうな双子。
｢さと、まー。俺と食べるか！｣
パナに食べさせてもらってる2人はほんと楽しそう。
さとは頑張りすぎるから心配なるけど、笑顔がとてもステキ。
その笑顔を、父親としていつまでも見られたらいいな。
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あやお(プロフ) - 優子さん» お久しぶりです、優子さん！コメントありがとうございます(*^^)v最近忙しいのと、話の内容が思い浮かばないのとで中々更新出来ずにいて(;_;)これからもお願いします！ (2016年2月16日 22時) (
レス) id: b80748ec37 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 移行おめでとうございます。翔君頑張って作ったね。智君と雅紀君と和君と潤君喜んでくれたね。 (2016年2月15日 12時) (レス) id: 059e629431 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭 | 作成日時：2016年2月5日 13時
