Assassination School (ページ26)

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MISSION 1 ページ26

髙木side

2人で階段を上がって２階に行く間、知念はずっと不安そうな顔をしてた。
まあ、小さい頃から山田と仲良かったらしいから、不安になっちゃうよね。
俺も、結構不安だよ。
俺らの司令塔であり、エースの山田に何かあったら、どうすればいいのか…

社長室について扉を開けると、見たこともないような、焦り具合のゆうとが飛んできた。

中「知念！！やまを助けて！お願い！」

自分より遥かに小さい知念を押し倒すかのように攻め寄っていた。

髙「ゆうと、落ち着け！知念だって助けたいのは同じだよ！」

俺が強めに言うと、床にしゃがみこんで泣き始めてしまった。

知「ゆーや、ゆーてぃーのことよろしく。」

心配そうにゆうとを見つめる知念からの頼みを聞きいれ、俺はゆうとの隣に座った。

髙「ゆうと、大丈夫だよ。知念なら、絶対山田を助けてくれる。知念の腕が確かなことぐらいゆうとも知ってるだろ？」

中「……髙木くん…ごめんね…俺、何も出来なかった…」

山田の姿を見て、自分もパニックになってしまったゆうと。
家に帰ったら、話聞いてやるか、
ちょっとはお兄ちゃんらしいことしてやらなきゃな

俺たちが話している間も、知念は山田の手当をしていた。