子育て始めました。

19話。 ページ20

※会話文続き

横田「知らない人にこれだけ囲まれちゃったから恐いんじゃないですか？」

「A大丈夫？」

Aは俺の腰のあたりの服をぎゅっと掴ん

で首を振る。

大平「大地君とかが恐いから怯えちゃったんじゃない？」

佐伯「えー！俺のせい？」

「ほらほら人相悪い人もいるけど皆根は良い人だからね。」

北園「もしかして俺ら貶されてる！？」

崎山「えー！俺は恐くないでしょ？」

黒羽「俺も俺も！」

大平「そしたら俺や龍儀君だって恐くないでしょ？」

高橋「大地君と涼君だね。恐がられてるの。」

佐伯「俺そんなに恐くないでしょ？」

高野「でもさっきから出てこないよ。」

「ごめんね、A筋金入りの人見知りだから。」

黒羽「そう言えば流司もAちゃんと二人になったときに怯えられたって言ってた。」

北園・佐伯「「ほらやっぱ俺らのせいじゃないじゃん！」」

荒木「いつ二人になったの？」

崎山「押し掛けに行ったときにごはん作ろうってなって俺と麻璃央が買い出しに行ってたんだ。」

三浦「いいなーもっくんこんな可愛い従姉妹がいて。」

大平「こんな子が身内にいたら人生幸せだね。」

高橋「お菓子挙げよう。」

貴「ありがとうございます。」

そう言ってペコリとお辞儀するA。

黒羽「あっずるい、賄賂渡して仲良くなろうとするなんて！」

高橋「ずるくないもん。」

大平「俺も挙げるー。」

佐伯「俺も挙げるね。」

どんどんAの手にお菓子が集まってく

る。

貴「ひーくん。」

「ん？」

みるといっぱいお菓子を抱えてる。

貴「貰った。」

「ちゃんとお礼言った？」

貴「うん。」

「取り敢えずバック入れとこっか。」

貴「分かった。」

鳥越「ねぇ、重要なことに気づいたんだけど。」

北園「何？」

鳥越「もっくんって呼ばないんだ。」

「あー、Aだけね。」

横田「ひーくんって呼んでましたね。」

崎山「俺もこれからそう呼ぼうかな。」

「A限定だから駄目。」

黒羽「えー俺もなんかそうゆうあだ名呼ばれたい。」

マ「そろそろ始まるみたいだからAちゃん預かるね。」

「分かった。A行ってきな。」

貴「ん。」

大平「行っちゃった。」

茅野「お前ら始めるから準備しろー。」

皆「はーい。」

「茅野さん。」

茅野「どうした？」

「あの、俺の従姉妹の事なんですが」

茅野「あー事情は聞いてる。大人しくしててくれるなら問題ないよ。」

「ありがとうございます。」

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