see the world - 野替愁平 -

１３. ページ14

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和「まぁ仮に彼女に彼氏ができていたとして、そうだったらそうだってはっきり言ってきません？それともキープされちゃってるんすか？」


愁「いや、彼女はそんな酷い女じゃない。大事なことはちゃんと話してくれる」


和「だったらその線は消えますね。…あ、体壊してるとか」


愁「あー…、ありえる…。てかそれが一番可能性高い」






いや、でも体調壊したならそう言えばいいし、

なんだったら俺、お見舞い行くよ？






和「やっぱ気になるなら聞くのが一番早いと思いますけどね」


愁「だよね〜」






その晩、何かあったのかとメッセージを送ったものの

彼女からの返事はなくて。



次の日、また次の日と、

結局一週間と過ぎてしまった。






和「会いに行った方が早くないっすか？」


愁「俺もそう思って。今日は18時にはあがりだから行ってこようと思ってる」


KB「えらい慎重やな、今回」


愁「久保さん、」


KB「いつもやったら、 好き！アタック！付き合う！ の淡々とした三拍子やのに」


愁「んー、彼女はなんというか、ほんと、大事にしていきたいんすよ」


和「SWAYさんをそこまで夢中にさせる人…。やっぱめっちゃ気になります！！」


愁「わかった！ちゃんとお付き合いできたら、一番にメンバー紹介する」


KB「おー！！」


和「約束っすよ！」


愁「とりあえず行ってくる」





かくして、俺は少しの緊張感を持ちつつ、

彼女の家へと歩を進めた。

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