お悩み相談室 ページ4
ギュったんに引き剥がされて､ギャーギャーと騒いでたジョンス君｡
だけど､やっぱり“天使リーダー”なんだなって｡
ふと､視線を感じて､ドアの方に目をやると､しあちゃんが覗いてた｡
私は､慌てて駆け寄り､ドアを開ける｡
「A！」
しあちゃんが抱きついた｡
「どうしたの？」
「A､ジョンスの事…｡いや､イケメン君が…｡あっ､でもチャンミン…あー､わけわかんない！」
「？」
「とりあえず､来て！」
私は､引きずられるように､しあちゃんに連れられて｡
「A､全部､詳しく話して｡」
にっこり笑った､しあちゃん｡
(…目が笑ってない｡こわいよ…｡)
「ジョンスに対して思った事､言ってみて？」
「さっき偶然､知ったジョンス君の行動や､しあちゃんから聞いた事で､ジョンス君に感謝の気持ちがあふれてきて…｡つい､感動で思わずジョンス君に抱きついちゃったら…凄くドキドキした｡」
「A､恋愛経験ないから､心と頭がついていかないか…｡」
「…｡」
「じゃあ…チャニョルに対して思ってる事､言ってみて｡」
私は､少し考えて…､
「チャニョル君は…､容姿も声も素敵で｡Aさんって､名前を呼ばれるだけで､ドキッとしちゃう｡
抱きしめられた時は､恥ずかしいけど…やっぱり嬉しくて､心臓が騒いで､胸の奥がキュンとするの｡
それと…他の女子に囲まれてるのを見ると､何だか悲しいし､イライラする｡
だけど､あの笑顔を見る(思い出す)と幸せな気分になって､顔が緩んじゃう｡あ､あと､最近は“チャニョル君ならどう思うかな？”って考えちゃう｡」
「じゃあ､チャンミンに対しては？」
「え､チャンミン？」
しばらく､考えて､
「いっつも､上目線で命令口調で､私にだけ意地悪…でも実は､優しいの｡あ､たまに出るブラックじゃない(←)笑顔を見るのは嬉しい…かな｡
この頃､一緒にいられないから､寂しいかも｡ミキちゃんとばかっりなのも､正直言うと…嫌｡
それと､嫌がらせされてた時､本当は気づいて助けてほしかった｡」
そう言うと､全部聞いた､しあちゃんが､言った｡
「では､私､しあちゃんより【診断結果】を発表します｡」
私は､なんだか緊張して､思わず､姿勢を正した｡
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作者名：HappySwan | 作成日時：2013年4月25日 9時
