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久しぶりに、夢を見た。
遠い昔の記憶。
あれは…１２年くらい前、か？
「あんなの、すっかり忘れてたや…」
段ボールに服を詰める手を止めて呟いた。
俺、大野智、18歳。
この間高校を卒業して、この春、この街を出ていく。
たんたんたん…と階段を昇ってくる音がして、俺の部屋がノックされる。
「なに？」
「智…嵐湯のおばあちゃん。昨日の夜亡くなったって」
「………」
「今日の夜お通夜で、明日告別式だって。あんた高校の制服どうした？」
「あるけど。ボタン全部ねーや…」
「そう。じゃあお父さんが着れなくなった喪服出しておくから。6時には出るから用意しとくのよ」
「…ん。」
かーちゃん、ちょっと赤い目してた。
ばーちゃん、死んだんだ…。
小１だったあの頃、毎日のように入り浸ってた嵐の湯。
小３くらいまでは、変わらず通ってた。
でも高学年になったら友達と遊ぶのに夢中になって、中学入ったら部活があって、高校入ったらバイトもあって
いつの間にか、足が遠のいてた。
最後にばーちゃんに会ったの、いつだっけ…
あれが最後かどうかわかんねーけど、中学ん時に会った日のことは、鮮明に覚えてる。
いつものあのわけわかんねーめちゃくちゃな方言で、でかい声で話しかけてきた。
俺はそん時友達と一緒で、なんかすげー恥ずかしくて、ばーちゃんを無視したんだ。
でかい声で「おらぁ、智ーーー」って呼ばれたのに、恥ずかしくて、無視した。
自転車を漕ぎながらちらっと振り返った時の、寂しそうなばーちゃんの顔が、頭に浮かんだ。
ばーちゃん、死んだんだ…。
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あげは(プロフ) - なおさん» なおさんっ、こちらにも(T△T) ありがとうございますっ!! 通学路、人気だなぁ(笑)。でもこの通学路には、私の思う雅紀くんの好きなところが全て入っているので(笑)、そう言っていただけて嬉しいです(*´∇｀*) ありがとうございました☆ (2015年7月18日 10時) (
レス) id: 02b4f5b3a5 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 通学路読んでバイト行く電車の中で泣いちゃいました。ステキな作品をありがとうございます。いつもキュンキュンしながら読ませていただいています。 (2015年7月17日 18時) (レス) id: 0f95977e4d (このIDを非表示/違反報告)
あげは(プロフ) - naomitsuさん» naomitsuさん!! 先にこちらに来ていただいてたんですね。ありがとうございます!! そして、大変申し訳ないのですが、パスの公開は行っていません(涙)。詳しくは、作品一覧の「パスワードについて」をご確認いただけないでしょうか。本当にすみません(T-T) (2015年6月27日 19時) (レス) id: bcec075e42 (このIDを非表示/違反報告)
naomitsu(プロフ) - はじめまして。通学路すごく良かったです♪素敵なお話ありがとうございました。他の緑さんのお話も読ませていただきたいのでパス教えて頂けないでしょうか。 (2015年6月27日 15時) (レス) id: 29315c8c8f (このIDを非表示/違反報告)
あげは(プロフ) - 智真さん» 智真さん、コメントありがとうございます!! このお話へのコメントをいただくのは初めてだったので、とっても嬉しいです(T△T) 緑さんの好きなところを詰め込みに詰め込んだ通学路(笑)。そう言っていただけて、作者冥利につきます(涙)。ありがとうございました(*´ー｀*) (2015年6月23日 23時) (レス) id: 02b4f5b3a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あげは
| 作成日時：2015年3月18日 23時
