◆69 Side.Waitress ページ3
潤「その辺にしとけって。マジで訴えられんぞ(笑)」
紫の人の制止に、ご主人さ…じゃなくて赤い人がふんって鼻を鳴らす。
和「ごめんね、小田さん」
W「えっ？」
和「名前、小田さんでしょ？」
黄色の人が、仔犬みたいなくりっくりの目で微笑んで、私の胸のネームプレートを指差した。
雅「小田さんって言うんだー。下の名前はなんて言うの？」
W「あ…」
その問いかけに、4人の視線が一斉に私に集まってくる。
一番聞かれたくない、その質問。
だって、その答えは。
生まれた時から、笑われる為にだけある。
W「…まり、です」
小田、まり。
おだまり。
雅「小田まりちゃんかー、可愛い名前だねっ」
W「…え？」
潤「どんな字書くの？」
W「あ、ひらがな…です」
和「あら可愛い。まりちゃんのその丸顔にぴったり」
W「……」
からかうどころか、みんな一様に優しい顔をして。
いつだってからかわれてコンプレックスでしかなかったこの名前を。
「可愛いね」って、笑う。
W「…っ、ありがとうございます」
翔「ちょっと卑猥さは足りないけどね」
潤「意味わかんねー(笑)」
和「卑猥な名前ってどんなよ」
翔「不二子に決まってんだろ」
和「峰かよ(笑)」
雅「えー、なら俺ミサトさんっ」
翔「あー、俺それならアスカ派」
雅「うそ、意外っ。レイかと思った」
潤「キャラ被ってるしね(笑)」
和「笑わないとこだけね」
翔「あーいう気ぃ強そうなのを組み伏せて鳴かせんの、好きなの」
…あの。
こちら健全な、ぽっかぽか家族向けの "ファミリー" レストランとなっております。
その舌でもでそうな。
目だけで組み伏せられそうなその卑猥な顔は。
どこかよそでお願いしますっ！！
もう限界で、また回れ右しようとしたのに。
その卑猥なままの表情で、「あーでもさ」って私を見る。
翔「その大人しそうな顔。めっちゃくちゃに乱すのも、好きだけどね」
「〜〜っ!!??」
和「翔ちゃんそれ完全アウト」
潤「もう訴えられろ(笑)」
翔「イケメンは訴えられないの」
潤「聞いたことねーよ(笑)」
雅「もー、俺が最初に可愛いって言ったのにー」
W「……」
いたく楽しそうな、赤・緑・黄・紫さま。
さっき、名前のくだりでちょっと泣きそうになった私のピュアな気持ち。
今すぐに、お返しいただけますでしょうかっ！！
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あげは(プロフ) - レイ。さん» この章の絵を渡される場面が、跳べシリーズの中で一番キツいところだと私は思ってて。そこからみんなに支えられて気持ちに気付くまでが、AIで私が伝えたかったことでした。色んなことを感じていただけてすごく嬉しいです。BTまであと少しですよっ!!(笑) (2016年8月21日 23時) (
レス) id: 02b4f5b3a5 (このIDを非表示/違反報告)
レイ。(プロフ) - もう最高過ぎて最高過ぎて。読む手が止まりません！おまけもすごく良かったです！続き読んできたいと思います！ (2016年8月21日 18時) (レス) id: 525ab02d23 (このIDを非表示/違反報告)
レイ。(プロフ) - いつまでも忘れられない主人公ちゃんが可哀想だなって思いつつも皆で助けてあげようとする姿に胸が打たれて泣きそうになったりもう泣いたり心ん中がほっこりしたりと感情が豊かに動きまくってます笑 不器用ながらも大切な事に気付かせようとしてくれてる櫻井先生も良い (2016年8月21日 18時) (レス) id: 525ab02d23 (このIDを非表示/違反報告)
あげは(プロフ) - ゆゆさん» なんかかっこよかったので全然気にしないで下さい(笑)。AIは、私の長編の中でも特に苦しいお話なので、泣かせてばかりでごめんなさい(ノ_＜。) 現在編からBTへ。またこれからも、跳べメンバーをよろしくお願いしますっ(*´∇｀*) (2016年2月21日 0時) (レス) id: 02b4f5b3a5 (このIDを非表示/違反報告)
あげは(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆさん、初めまして。コメントありがとうございますっ!! 私のお話を見つけていただいて、ありがとうございました(*´ー｀*) そしてもう…キミ花も跳べもまぁ長くて苦しいことの多いお話なのに、そんな風に言っていただけて感激です(T△T) "あげはの世界"って (2016年2月21日 0時) (レス) id: 02b4f5b3a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あげは
| 作成日時：2015年11月1日 0時
