◆68 Side.Waitress ページ2
W「ご、ご注文はお決まりですか？」
雅「生4つとー、から揚げとフライドポテトっ」
和「和風ハンバーグ、ライスなしで」
翔「とんかつご膳」
潤「ガッツリだな(笑)。シーザーサラダと、蟹のトマトパスタ。で、取り皿持って来てもらえる？」
W「か、かしこまりました」
必死で注文を打ち込んでる私を、緑の人がじーっと見てて。
そんなきらっきらの目で見つめられたら、手が震えて上手く打てませんっ！
って思ってたら。
雅「あとねー…キミが欲しいなー？」
W「はっ!?」
雅「もー、そのリアクション超可愛いっ」
緑の人が、くしゃっと目尻に皺を寄せて楽しそうに笑う。
和「大人しそうな子からかって困らせるんじゃないよ」
雅「からかってないよっ」
潤「余計たちわりーだろ(笑)」
翔「こいつこう見えて夜は結構獣だから、気を付けた方がいいよ？」
雅「翔ちゃんに言われたくないよっ」
潤「お互い知り尽くしてるみたいな言い方すんな(笑)」
和「なにあなたたち、いつの間に？」
テーブル脇で立ったままの私にお構いなしで始まる、くだんの会話。
私、これ以上ここにいたら脳が沸騰しますので。
これにて、失礼します。
静かーに一歩下がって、くるっと回れ右して厨房へと引き返そうとした背中に。
翔「次来る時は、『お待たせしましたご主人様』ね」
赤い人の、真性ご主人様な声がした。
・
・
W「ねぇ…これ5卓に持って行ってくれない？」
手に持ったシーザーサラダと取り皿を、男のバイト仲間に差し出したら。
男「は？やだよあんなイケメン集団のとこ行くの」
と、冷たく断られました。
頼まれてくれたっていいじゃんっ。
私、これ運んだらとんでもないこと言わされそうなんだからっ。
なんてこと、気の弱い私に言えるはずもなく。
厨房の出口ではぁぁぁっと深いため息をついて、意を決して歩き出す。
W「お、お待たせしました。……シーザーサラダになります」
翔「……」
W「あと、こちら取りざ」
翔「違うでしょ？」
W「…っ」
翔「なんか足りないよね？」
真っ赤になって俯く私を見上げて、赤い人がふっと口元を斜めに上げて笑う。
翔「…なにその顔、ご主人様って言われるよりそそる」
……誰か。
助けてくださいっっ。
ファミレスの中心で叫び出しそうな私に。
赤い人が「いいよ、置いて」って囁いた。
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あげは(プロフ) - レイ。さん» この章の絵を渡される場面が、跳べシリーズの中で一番キツいところだと私は思ってて。そこからみんなに支えられて気持ちに気付くまでが、AIで私が伝えたかったことでした。色んなことを感じていただけてすごく嬉しいです。BTまであと少しですよっ!!(笑) (2016年8月21日 23時) (
レス) id: 02b4f5b3a5 (このIDを非表示/違反報告)
レイ。(プロフ) - もう最高過ぎて最高過ぎて。読む手が止まりません！おまけもすごく良かったです！続き読んできたいと思います！ (2016年8月21日 18時) (レス) id: 525ab02d23 (このIDを非表示/違反報告)
レイ。(プロフ) - いつまでも忘れられない主人公ちゃんが可哀想だなって思いつつも皆で助けてあげようとする姿に胸が打たれて泣きそうになったりもう泣いたり心ん中がほっこりしたりと感情が豊かに動きまくってます笑 不器用ながらも大切な事に気付かせようとしてくれてる櫻井先生も良い (2016年8月21日 18時) (レス) id: 525ab02d23 (このIDを非表示/違反報告)
あげは(プロフ) - ゆゆさん» なんかかっこよかったので全然気にしないで下さい(笑)。AIは、私の長編の中でも特に苦しいお話なので、泣かせてばかりでごめんなさい(ノ_＜。) 現在編からBTへ。またこれからも、跳べメンバーをよろしくお願いしますっ(*´∇｀*) (2016年2月21日 0時) (レス) id: 02b4f5b3a5 (このIDを非表示/違反報告)
あげは(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆさん、初めまして。コメントありがとうございますっ!! 私のお話を見つけていただいて、ありがとうございました(*´ー｀*) そしてもう…キミ花も跳べもまぁ長くて苦しいことの多いお話なのに、そんな風に言っていただけて感激です(T△T) "あげはの世界"って (2016年2月21日 0時) (レス) id: 02b4f5b3a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あげは
| 作成日時：2015年11月1日 0時
