◆67 Side.Waitress ページ1
W「いらっしゃいま…」
あ…。
雅「こんばんはっ。男4名ですっ」
和「性別必要ありませんけど」
潤「見たらわかるしね」
翔「イケメンだしね」
潤「関係ねぇ(笑)」
W「……こちらへどうぞ」
翔・雅・和・潤「「「「 はーい 」」」」
メニューを胸の前で握り締めて、私の担当エリアからなるべく遠い席へと向かう。
……なんでっ！？
いつもはランチしか入ってない私が、たまたま頼まれて入ったこのディナータイムに。
なんでまたこの人たちが来るの！？
っていうかみなさん、ファミレスなんかじゃなくてもっとお洒落なバーとかにいる方がよっぽど似合いそうですけど。
で、そんな綺麗な顔で。
また、あの考えられない会話を繰り広げるつもりなんでしょう！？
雅「あ、この辺がよくない？」
振り向いたら、鮮やかな緑色のロンTの、半径2m以内に近づいたら妊娠しそうな人が、にこぉっと笑って手前の席を指して。
「ここでいーい？」って、子供みたいに首を傾げた。
あの…そこ、私のエリア。
翔「いいよね」
私の返事も待たずに、赤いシャツに白Tの、全身から帝王オーラを漂わせた黒縁眼鏡さんが、無表情のままどかっと席につく。
和「もー翔ちゃん勝手に座ったらだめでしょ」
「ごめんね？」って微笑んで、黄色のボーリングシャツの、仔犬みたいな瞳なのに近寄ったら絶対妊娠しそうな人が、緑の人を奥の席へ押し込みながらその隣に座る。
潤「…また固まってるし(笑)」
棒立ちの私を見て、黒ロンTに紫のTシャツ重ね着の、いたずらっ子みたいに笑う濃い顔の人が、「メニューくれる？」って私の手からメニューを奪い取る。
翔「また？」
潤「3月に昼間来た時もいたでしょこの子」
雅「潤よく覚えてるねー」
和「にわとり以下の脳みそのまーくんには到底無理だね」
雅「うるさいなっ」
潤「すげー固まってたから覚えてる(笑)」
翔「…なに、俺たちのおっかけ？」
赤い人が、ふんって鼻で笑って私を見上げる。
W「はっ!?」
翔「まぁ…Dカップだから許すけどね」
潤「あーぁ、言ったよ(笑)」
和「セクハラで訴えられるよ？」
翔「イケメンだから平気」
平気じゃありませんっ！!
って、叫びたいのに。
イケメンに免疫の薄い私は、反論することも出来ずにすごすごと厨房に戻る。
…帰りたい。
ものっっっすごく帰りたいっ！！
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あげは(プロフ) - レイ。さん» この章の絵を渡される場面が、跳べシリーズの中で一番キツいところだと私は思ってて。そこからみんなに支えられて気持ちに気付くまでが、AIで私が伝えたかったことでした。色んなことを感じていただけてすごく嬉しいです。BTまであと少しですよっ!!(笑) (2016年8月21日 23時) (
レス) id: 02b4f5b3a5 (このIDを非表示/違反報告)
レイ。(プロフ) - もう最高過ぎて最高過ぎて。読む手が止まりません！おまけもすごく良かったです！続き読んできたいと思います！ (2016年8月21日 18時) (レス) id: 525ab02d23 (このIDを非表示/違反報告)
レイ。(プロフ) - いつまでも忘れられない主人公ちゃんが可哀想だなって思いつつも皆で助けてあげようとする姿に胸が打たれて泣きそうになったりもう泣いたり心ん中がほっこりしたりと感情が豊かに動きまくってます笑 不器用ながらも大切な事に気付かせようとしてくれてる櫻井先生も良い (2016年8月21日 18時) (レス) id: 525ab02d23 (このIDを非表示/違反報告)
あげは(プロフ) - ゆゆさん» なんかかっこよかったので全然気にしないで下さい(笑)。AIは、私の長編の中でも特に苦しいお話なので、泣かせてばかりでごめんなさい(ノ_＜。) 現在編からBTへ。またこれからも、跳べメンバーをよろしくお願いしますっ(*´∇｀*) (2016年2月21日 0時) (レス) id: 02b4f5b3a5 (このIDを非表示/違反報告)
あげは(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆさん、初めまして。コメントありがとうございますっ!! 私のお話を見つけていただいて、ありがとうございました(*´ー｀*) そしてもう…キミ花も跳べもまぁ長くて苦しいことの多いお話なのに、そんな風に言っていただけて感激です(T△T) "あげはの世界"って (2016年2月21日 0時) (レス) id: 02b4f5b3a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あげは
| 作成日時：2015年11月1日 0時
