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ちっぽけな青春/sm ページ7
私の学校の図書室は、利用されない。
いつのまにか、司書の先生は訪れなくなった。
いつのまにか、図書委員はサボりたいか、よっぽどの本好きがやるだけになった。
私は、いや、私ともう1人だけが、後者だった。
昼食を終えて、読んでいる途中の本を1冊だけ抱え、図書室に向かう。
扉を開けると、カウンターにはもう既に彼の姿があった。
私に気づくと、彼は言葉を発するでもなく、それでも挨拶をするように手を上げる。
私もそれに控えめに返し、彼の隣の椅子に腰掛けて本を開いた。
本以外に、何もない空間。
私と彼以外、誰もいない空間。
誰になんと言われようと、それは、私にはとても心地よいもので。
ちらりと彼を盗み見ると、真剣な表情で、綺麗な紫色の瞳で活字を追っている。
ずっとずっと、この時間が続けばいいのに。
叶いもしないことを願って、私は自分の手元に視線を戻した。
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空羽(プロフ) - みあさん» 初コメ…ですかね！？コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しい限りです…！！ありがとうございますm(__)m (2020年2月22日 23時) (
レス) id: 295f716bc6 (このIDを非表示/違反報告)
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