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F i f t y. O n e. ページ8






秀ちゃんにキスをされても、みっくんにキスされても



決して、頭から離れてくれない






分かっていたの



声を聞いて仕舞えば、そんな言葉を聞いて仕舞えば、



続きを求めてしまうこと



会いたくなること








日「…こんなに、苦しいのなら



いっそAから離れたいよ




外してよ、愛の鎖を…



だけど、無理なんだ




Aが俺を利用してくれたあの日から




もう2度と離れられない…



秀太にだって、渡したくねえよ…!!」






みっくんはそう言った




私は、みっくんにだけたしかに弱味を見せた





悪魔の弱味というのは、それはそれは甘いそうだ




みっくんは、きっとそれに取り憑かれたんだ


それを知っていて、まだみっくんに弱味を見せる私は、もっと弱い








末「…なぁ、教えてくれよ




お前は、何があったんだよ




知りてえよ俺だって




なにも知らないで、愛してるだなんて言えねえよ…」






違うんだよ、秀ちゃん




誰よりも、素直に私を好きでいてくれる貴方に




こんな私見せたくなかっただけなの




やだよ、貴方にまでそう思われたくないんだよ




結局は私も怖いんだよ



変わって欲しくない





でも



言わずに離れるのも嫌だと思う私は弱くて、卑怯







「愛した人がいて


愛した人がまた現れて



愛した人に、会いたくなっただけだよ」






それだけ言って、いつものように笑った



でも、2人の反応を見る間も無く、









與「…A」






真司郎














直ぐに真司郎の腕の中に吸い込まれるようにして



身体を預ける







與「怖かったな、俺がいるから、大丈夫やで」






心臓はあなたに叫んでる





貴方を求めてる






貴方しか、私の黒い部分を埋められない







「や、だ…私を、ずっと捕まえて



離さないで、離れたくない…」






2人が見ている事なんてどうでもいい




今は、貴方に溺れていないと



この胸は壊れてしまう







與「お前は俺から離れられんって言うたやろ?





俺も離さないし、俺もお前に離してもらうことはない





分かっとるくせに




…秀太と日高にキスされてたなぁ




また俺で染めなあかんわ…」





そう言って微笑むと




私にキスをした






誰よりも心地よくて






誰よりも求めてしまうキスに



溺れて、堕ちて



また、同じようにそれを見ていた2人も堕ちていった

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サ エ ク ン ! !(プロフ) - のぞみさん» いつもありがとう( ; ; )作り直しごめんね( ; ; ) (2018年2月22日 21時) (レス) id: 393abd6c01 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ - お久しぶりです。久しぶりに最初からストーリーをよみなおしてみるとたまりませんね。 (2018年2月22日 21時) (レス) id: 452fc965d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サ エ ク ン ! ! | 作成日時:2018年2月22日 20時

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