S e v e n t y. E i g h t. N i s s y. ページ35
.
隣ですやすやと寝息を立てて
眠るAは、泣いていた
西「…時間の問題、か」ﾎﾞｿ
早く、お前を俺のモノにしたいよ
もうすぐお前は、
俺のモノ
.
“ たかひろなら、いいと思った ”
そう言って、切なげに笑ったね
「…んん…」
隣で寝ていたAが、もぞもぞと動き出す
でも、俺はまだ寝たふり
「…」
少し黙って、俺の方を見つめてくる
そんなに見るなよ、笑
「…笑笑」
俺の髪をいじったり、ほっぺをつついたりして
一人で声を出さずに笑ってる
「…真司郎、ごめんね」ﾎﾞｿ
まだ、頭の中にあいつがいるんだ
むかつくなあ
ｸﾞｲｯ
「っわ」
腕を強く引いて、寝ている俺に引き寄せる
西「起きてますけど？
なに、真司郎の名前言ってんの？」
分かってますよ
俺は代わりなことくらい
「起きてたの」
西「あんたが起きる前からね」
少し、あちゃーというような顔をしながら、
ごめんなさい、笑
って謝る
西「…すぐ、帰ってくるよ、真司郎
また、きつくなったら、癒してあげるから
…これは、最後のワガママね
最後に、キスして？」
少し黙ってから
「ありがとう、隆弘」
そう言って、眉を下げて微笑んでから
優しく
甘く
キスをしてくれた
西「…ありがとう
じゃあ、そろそろ帰りな
昨日、真司郎から、LINE来てたでしょ？」
「…うん」
そう言って、支度を始めたAが
あの家に帰るまで、時間はかからなかった
その出て行く背中に
俺は小さく呟いた
西「…真司郎でも、綾野先輩でもないよ
お前は、もうすぐ
俺のモノ」ﾎﾞｿ
.
S i d e → Y o u.
自分で思うよりも、
剛くんが、大切だったから
きっと、そのせいだから
過去を捨てきれないのは
でも、自分で思うよりも、
私は、
隆弘に、頼っていたんだ
その時、また２つの通知が、携帯に表示される
ﾌｫﾝ
みっくんA。明日、スタジオに14
真司郎なあ、どこにおるん?
真司郎にっしー?
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ｻ ｴ ｸ ﾝ ! !(プロフ) - のぞみさん» いつもありがとう（ ; ; ）作り直しごめんね（ ; ; ） (2018年2月22日 21時) (
レス) id: 393abd6c01 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ - お久しぶりです。久しぶりに最初からストーリーをよみなおしてみるとたまりませんね。 (2018年2月22日 21時) (レス) id: 452fc965d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻ ｴ ｸ ﾝ ! ! | 作成日時：2018年2月22日 20時
