S i x t y. F o u r. ページ21
・
朝は、どこに居ても
何があってもやってくる
あれ?
部屋ってこんなに広かったっけ
・
なんで今日は仕事無いんだろう
もう、1日目始まったばっかなのに既に
寂しい…とか
駄目だーー…
アメリカってなんでこんな遠いの?
「あーー、もうやだ」
自分が嫌になるくらい、依存してる
しんちゃんがいない部屋は
やけに広くて、やけに寒くて、やけに時間が長い
何となくソファーに横たわって、天井を見つめる
いろんなことがあった
みんなに狂おしいほど愛されて、
真司郎の愛に気づいて、
過去の恐怖に襲われて、
自分の悪女っぷりに気づいた
「…会ってこい、って言ってたよね…」
剛くんのLINEのトーク画面を開く
そこにあるのは、あの日の通話履歴だけ
たった1分弱しか無いのに、あんなにも抉られた言葉
《 勝手に消えてごめん 》
《 ずっと愛してたよ 》
《 さようなら 》
たったこれだけ
なのに、これだけで会いたくなってしまうものなのか
つくづく、自分の弱さに嫌になる
「…一回だけ、会ってみようかな」
そう呟いて、トーク画面に文字を打ち込む
「…会いませんか。
んーー…これは違うか…」
そう決めたはいいものの、どう言えばいいかわかんない
でも、ちょっと怖いな
帰ってこれなかったら
…絶対、帰ってこれるし、大丈夫
そう喝を入れて、文字を打ち込もうとしたその時
ピンポ-----ン
ガタタタン!!
「っびびったぁ…」
びっくりして、ソファーから転げ落ちる
痛い…
誰だろう、宅配便?
しんちゃん頼んだの忘れちゃってんのかな
打った頭を押さえながら向かう
いったい…
「はい、與です」
インターフォンを見て驚いた
浦「A〜」
宇「遊びに来たよ〜」
直也くんに、実彩子!!
あと、後ろにいる可愛い人は…
伊「Aちゃ–ん、おはよう〜」
千晃さん!!!!
一気にテンションが上がった私は、玄関に向かって走る
ドタタタタタタ
ガチャ
「来てくれたの!?」
浦「寂しがってると思って〜」
宇「みんな誘ったんだけど、仕事だって言ってて〜代わりに千晃!」
伊「久しぶり〜!朝早くにごめんね(笑)」
今日は、寂しい気持ちも忘れられそう。
それに、今夜も溺れるって事を
今は知らないだけだから
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サ エ ク ン ! !(プロフ) - のぞみさん» いつもありがとう( ; ; )作り直しごめんね( ; ; ) (2018年2月22日 21時) (レス) id: 393abd6c01 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ - お久しぶりです。久しぶりに最初からストーリーをよみなおしてみるとたまりませんね。 (2018年2月22日 21時) (レス) id: 452fc965d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サ エ ク ン ! ! | 作成日時:2018年2月22日 20時