F o u r t y. N i n e. H i d a k a ページ6
・
直ぐにわかった
あいつが、あの切なそうな顔をするとき
大概理由は、あの人だ
・
追い掛けると、あいつは、
携帯に耳を傾けて、
泣き出しそうな顔をしていた
電話を耳から離すと、
「私、だって…愛してたよ…」
「会いたい…」
と、膝から崩れた
なんだよ、そんな辛そうに言うなよ
お願い、
俺に守らせてよ…
気づいたら、あいつをきつく抱きしめていた
・
この世には、
無数の悲しみと
幾つかの見えない何か
あの家の家族は
幸せに笑っていた
1人の人を一途に愛したあの子は
大事な人を無くしていた
世の中は、こんなにも卑屈であるのに
・
Aが離れないように、
きつく、強くあいつを抱き締めて
何も言わずに、ただ抱き締めた
「…ぁ、みっくん…もう、やだよ…
意味わかんない…」
そんな顔しないでよ
俺じゃ、埋めてあげられないのに
でも、メンバーには見せない弱いところ
それを俺に見せてくれていることに
こんな時なのに、少し嬉しくなってしまって
くそっ…、俺もっとまともになれねえのかよ…
「どうしよう、駄目なのに、会いたくないのに、
声聞いたら、全部思い出して
会いたくなったっ…」
日「なんもしてやれなくて、ごめんっ…」
それしか言えなくて、
抱き締めるしかしてやれなくて
自分の無力さに苛つきを覚えた
末「もー泣くな」
秀太
あいつの腕をいきなり引っ張って、立ち上がらせた
日「、なにして 末「今は俺だけ見ろ」
強引に、優しく、
口を塞いだ
最初は抵抗していたAも、どんどんされるがままになって
俺は、固まって動けなかった
やっと離すと、もうAは落ち着いていた
末「勘違いすんなよ、これは気つけだから
本当のキスはもっと激しいからな？
でも、お前の唇って甘いのな」
「うっさい」
悔しくて、
何時ものように戻したのは、俺では無くて
秀太で
なんで、いつもこうなるんだ
大事なところで
俺は、寝ても覚めても君に会いたくて仕方がないのに
強引に
キスをした
・
俺、嫌なんだ
手の中で踊らされていることよりも
利用しているのが俺じゃないことの方が
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ｻ ｴ ｸ ﾝ ! !(プロフ) - のぞみさん» いつもありがとう（ ; ; ）作り直しごめんね（ ; ; ） (2018年2月22日 21時) (
レス) id: 393abd6c01 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ - お久しぶりです。久しぶりに最初からストーリーをよみなおしてみるとたまりませんね。 (2018年2月22日 21時) (レス) id: 452fc965d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻ ｴ ｸ ﾝ ! ! | 作成日時：2018年2月22日 20時
