S i x t y. N i n e. N i s s y. ページ26
・
思った通り
真司郎が行ってしまうこと、実は淋しいくせに
それを知ってて漬け込む俺は、相当ハマってる
俺の細胞は
俺の身体は
俺の体内は
お前を欲しがってる
・
ねぇ、知ってる？
俺、女の人絶対に車の助手席になんて乗せたりしないんだよ
でも、お前は
西「はい、乗って」
自らエスコートして、車のドアを開ける
意外とロマンチックでベタなことに弱いよね、お前って
だから、少し照れくさそうにしてる
「お、お邪魔します」
西「なんでそんな恐る恐るなのよ(笑)」
「高そうじゃん、この車」
西「普通だよ(笑)」
「じゃあいいや」ﾄﾞｻ
ぶはっ(笑)
切り替え早っ(笑)
素直な性格してるよ、ほんと。
ふかふかー、と言いながら助手席でくつろぐA。
真司郎の助手席はAの特等席なのと同じように
俺の助手席もお前の特等席になるよ
「…隆弘、安全運転にしてよ」
西「ちゃんと免許持ってっから平気だよ」
「運転してるところって、なんか不思議だね」
西「…素直に思ってること言ってよ、遠回しだな」
ああ、気づけば結局お前のペース
「…欲張り。
かっこいいよ、隆弘」ﾆﾔ
ﾄﾞｸﾝ
胸が大きく跳ねる
ゾクゾクと電撃が走るようだ
堪んない
でも、お前は分かってないよ
西「ふふ、駄目だよ
真司郎がいるのにそんなの言っちゃ
お前の言葉に俺が揺れるように
お前も俺に揺れてるってこと、気づいてる？
気づかないうちに俺に堕ちちゃってんじゃない？
…なんてね」
ほら、お前の眼、俺色に染まってるよ
どんな形でも、愛って芽生えるんだよ
純愛だけじゃない
狂愛だって、愛だ
「…そうかもね
助手席、女の人乗せないでしょ？
女の人の匂いも、感覚もないから
私だけなんでしょ？
それに、私にやけちゃうんだよね」
また可愛いこと言って
俺をどうするつもり？
もうその愛に気づいていい？
西「お前とだと、車乗るだけで興奮しちゃうね
いつでも委ねろよ
俺はいつでも待っててやるから」
甘い言葉で揺さぶって
でも、君にはそんなの効かないようで
「たまには、頼ろっかな。
…で、どこいくの？」
あ、やっぱり嘘
お前の眼に、真司郎はいないね
今だけってわかってても嬉しくなる
西「今日は、お前に仕事の依頼」
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ｻ ｴ ｸ ﾝ ! !(プロフ) - のぞみさん» いつもありがとう（ ; ; ）作り直しごめんね（ ; ; ） (2018年2月22日 21時) (
レス) id: 393abd6c01 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ - お久しぶりです。久しぶりに最初からストーリーをよみなおしてみるとたまりませんね。 (2018年2月22日 21時) (レス) id: 452fc965d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻ ｴ ｸ ﾝ ! ! | 作成日時：2018年2月22日 20時
