Be mine …

F o u r t y. ページ45

1年を記念するライブ



心が踊ってしょうがなかった


そして、私たちの状況を暗示したようなタイトル



［ SHOUT LOVES ］




愛を叫ぶ



ふとあの人の言葉が何故かでてくる



《 凄く、綺麗になったね 》




節々で出てくるこんな感情



もう慣れているつもりだけど、何度でも胸は大きく脈打つ




そんな時、引き戻してくれるのは



みんなだったり、



真司郎だったりする




日「うわ、セットリストやべーーめっちゃいい」

宇「え、恋愛もの多くない？あ、まってdramaAも一緒だ！」



実彩子は、目を輝かせながら私を見て笑う


私も笑い返すと、セットリストに目を通す





ほんとに、私がいっぱいいる…やばい、怖くなってきた




嫌な想像が頭を巡る



怖い




末「A、んな心配すんなよー。


いつもどーり、お前は俺らに頼っとけばいいんだよ

ていうか、お前は自信持て」






秀ちゃんは、本当に安心させるのが上手



「うん、がんばるね」



それだけ言って秀ちゃんにOKというポーズをして笑った


秀ちゃんは、馬鹿にしたように

末「うん⤴頑張るねえー！⤴」とふざけて言ってくる




「うーるさーい！(笑)」





スタッフさんは、そのあとも説明をしてくれた

発表は、明日FCサイトに文章を載せるらしい
早速明日からレッスン開始、だそう





終わって、今日は解散




與「俺まだ仕事あるから、先帰っててや」


「うん、頑張るのだよ」


與「了解いたしました〜(笑)」



そう言って頭をポンポンとすると、

鼻歌を歌いながら歩いて行った




宇「ライブ、おめでとー！って私もか」


「ありがとー！(笑)どうしたの、実彩子〜

なんか、悩みある？」


宇「…引かない？」




実彩子は、なんとも言えない表情をしてる



実彩子？


宇「どうしよう…私、A好きすぎるかも」



「えっ？私もだよ？」


宇「違うの〜、もう男子メンに嫉妬しちゃうの〜…」



可愛い。




悩み、かわいすぎるよ？





宇「あー！恥ずかしいから帰る！



でも、本当に嫉妬しちゃうからね！？

ばいばい！！」




逃げるように帰る実彩子



実彩子のそういうところが、私を支えてくれていたりする




《 ほっとけるわけないよ 》



忘れるなと脳内に出てくるあの人


搔き消す為に


今日も私は誰かに溺れる






西「 今夜、avexの隣のビルの前、待ってる」



今日は貴方に溺れていいですか？



私は、ヒールを打ち鳴らして



貴方に溺れにいくの

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