Be mine …

T h i r t y. A t a e ページ33

與「んーー、やっぱむかついてきた」




「なにがー」




台所で仕事を終えたAが俺の近くにやってくる。



與「来て」




Aは素直に俺に駆け寄る


俺の膝を指差して、Aに膝の上に座るよう促した





「なーーに、嫉妬してるのかなしんじろうくん」







そう言って無邪気に笑うA。

調子こきやがって〜




與「考えてみ？




俺がAの友達とやで？」




「んーー…それは嫌。



しんちゃん私のじゃん」





むすっと拗ねたような顔をしながら言うAは理不尽極まりない。




だけど、俺は知っているから



お前が、俺以外の誰かを忘れられないことくらい





それでも俺を選んで、俺に依存してくれてる




んーー、でもやっぱ俺らおかしいよなぁ(笑)









與「…ばーか




俺だって妬くんやで？




やってほしくないし。



だから、これはそのお仕置き…」









他のことなんて考えられないくらい

吐息もすべて混ぜ合わせるくらい優しく









與「お仕置きなんだから嬉しそうにしたら、あかんやろ」







反抗するけど


でも結局俺に飲み込まれていく







美しくて今でも気を抜けば吸い込まれるような



それを他にも見せていると思うと



嫌で仕方がない



だから今この瞬間を知っている俺だけで



Aの頭を満たすんだ





與「お仕置きおーわり。」




「この悪魔め、」




與「お前も相当。





また今日も？」





「そんなしょっちゅうしないよ




暫くは真司郎だけでいい」



與「ふーーん。


可愛いこと言うやん。



で、時間見てみ？」




「げ、11時だ。



もう出なきゃね。



ばかしんじろうのせいで遅くなっちゃう」




與「ごめんやってー(笑)



早よ行こうでー」







車でいつも通り仕事に向かって、

いつも通り楽屋に入る。




AAAの凄いところは、あれだけいろいろあっても、
揃えばいつもと変わらず騒いで、いつもと変わらず楽しめるのだ。
7人でいるときは、気まずさも何も感じない。





あ、いい事思いついた






與「なー、今日飲みに行かん？



男だけで」




みんな一瞬驚いた顔をした




だけど直ぐに口角を上げて



OKの返事をした

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