T w e n t y. T h r e e. H i d a k a ページ26
秀太あいつ、なんかするつもりだろ…
秀太の異様な雰囲気に違和感を覚えて、
後を追った。
Aに詰め寄る秀太は、いつもと違って、
どこか楽しそうだった。
暫く様子を見ていると、秀太は1人で出てきた。
秀太は、笑っていた。
そして隠れている俺の前を通り過ぎて行った。
末「あーあ、堕とすつもりが俺のが堕とされちまった。」ﾎﾞｿ
俺にははっきり聞こえた。
秀太の言葉が。
誰も、Aには勝てないんだ。
…Aが出てこない。
どうしたんだろうか。
泣いている？
いや、そんな声は聞こえない。
割と至近距離にいるのだから。
静かに、バレないように、ドアの近くに行って、
入ろうとした、その時。
「みんな、なんでそんなに私を愛すの…
私は、誰も本気でなんか愛せないのに…」
耳に入ってきた言葉は、いつものAのトーンではなかった。
笑っていなかった。
「…なんでよ
真司郎から離れられない
なのに本気で愛せない
頭にいるのは、なんでいつもあの人なの…！
もう、記憶ごと消したいのに、もう嫌…」
別に泣いているわけでもなく、ただ1人で言葉を吐いてる。
真司郎を、本気で愛せない…？
次の瞬間、俺はフラついてしまった。
あっ、やべぇっ…
ｶﾞﾁｬ
ﾄﾞｻｯ
俺は、ドアに倒れかかって、その拍子にドアが開いてしまった。
Aが、こっちを見つめる。
「みっくん、…今の聞いてたんだ？」
Aは弱々しく笑った。
日「お前、真司郎に出会う前、なんかあったの？」
「…私だって、過去くらいあるよ
聞いたと思うけど、そんなに本気になっても、
私は愛せないんだよ…
真司郎だって、依存してるだけ
っ…みっくん？」
咄嗟にAを抱き締めた。
消えてしまいそうだったAをきつく抱き締めた。
日「ねぇ、お願い…俺に話して…
全部、俺が受け止められるようにするから…
俺は、1番じゃなくてもいいから…
お願い、
俺を利用して…」
もう、堕ちて仕舞えばいい。
2番目でも、利用されても、
側にいれるのなら、それで…
「…きっと、聞いたら私を嫌いになるよ」
日「なんない。
それは自信ある。」
Aは、俺の腕の中で、消えそうになりながら
話し始めた
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ｻ ｴ ｸ ﾝ ! !(プロフ) - のぞみさん» こちらこそありがとうございます！！ (2018年1月19日 22時) (
レス) id: bc77d3c9ee (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ - こんばんわ。夜も更新ぁりがとぅございます。たのしみに待ってました。 (2018年1月19日 22時) (レス) id: 452fc965d0 (このIDを非表示/違反報告)
ｻ ｴ ｸ ﾝ ! !(プロフ) - のぞみさん» ありがとうございます！いいえー！コメントうれしいです (2018年1月19日 17時) (レス) id: bc77d3c9ee (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ - ぉはょぅございます。朝から更新ぁりがとぅございます。先走りしてしまってすいません。毎日読むのがたのしみで更新されてるとめっちゃ嬉しいです (2018年1月19日 8時) (レス) id: 452fc965d0 (このIDを非表示/違反報告)
ｻ ｴ ｸ ﾝ ! !(プロフ) - のぞみさん» 話が進んでいくうちにやるのでおまちを~！ (2018年1月19日 6時) (レス) id: 635f9312fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻ ｴ ｸ ﾝ ! ! | 作成日時：2018年1月10日 0時
